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【新・悪韓論】文政権“車両の壁”で韓国保守派のデモ封じ!? マスコミも「在寅山城」と揶揄 「従北極左政権」に“本当の世論”大爆発の恐れ

東アジア歴史文化研究会

2020.10.14
文大統領率いる韓国政府は、ソウル中心部を警察バスによる車両の壁で囲った(ロイター)

菅義偉政権は、いわゆる「元徴用工」の異常判決をめぐり、日韓請求権協定違反状態を放置する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権に決然とした姿勢を示した。文政権が受け入れ可能な措置を講じない限り、韓国で開かれる日中韓首脳会談に出席しないと伝達したのだ。文政権は、閣僚スキャンダルや、北朝鮮による韓国公務員銃殺・焼却事件を引きずり、国内でも苦境に立たされている。「従北極左政権」への怒りが噴出しており、保守派のデモを警察バスによる車両の壁「在寅(ジェイン)山城」を築いて阻止しているという。ジャーナリストの室谷克実氏が人気連載「新悪韓論」で迫った。


韓国の文政権は、保守派のデモを異様に恐れている。

国会議席で見れば与党は3分の2を占めている。政権支持率は一時に比べれば落ちたとはいえ、4割超の水準だ。一方、最大野党の「国民の力」は依然として臨時執行部体制であり、見るからに弱々しい。それなのに、なぜ。

毎週発表される世論調査は、実はまやかしの数字であり、保守派の反政権デモを許容したら、バラバラの保守派が連帯感と自信を取り戻し、デモ隊の数が見る間に大膨張していく-。政権は、そんな悪夢に苛(さいな)まれているのではないのだろうか。

もちろん、さらなる深奥には、保守派を抑え込んでいるうちに、「左翼政権永久体制」を確立しようという野望があることは間違いない。

9日は「ハングルの日」で休日だった。保守派の二十数団体がデモを申請した。しかし、「政権のポチ」に成り下がった裁判所は、「車10台によるパレード」の申請だけを認めて、他は不許可にした。

3日の「開天節」(建国記念日)に、保守派のデモ申請をいずれも不許可にして、ソウル市中心の光化門(クァンファムン)一帯を封鎖したのと同様に、9日も厳重封鎖だった。

警察官1万2000人を動員して、機動隊の大型バス500台を並べて防壁を築いただけではなく、鉄製フェンス2万枚を張りめぐらして、車両も人も遮断した。保守系マスコミは「在寅山城」と揶揄(やゆ)した。

光化門付近の住民は100メートル歩く間に、警官の尋問を4回も受けたという。まさに「軍事独裁政権下でもなかった光景」だった。

名目はもちろん「新型コロナウイルスの感染拡大の防止のため」だ。しかし、9日も、百貨店や遊園地の「3密」に、当局は何の措置もなかったのだから、「在寅山城」の目的は、「保守派のデモ封じ」以外にない。

12日に発表された世論調査では、政権不支持が55%に達した。しかし、極左政党を含めた汎与党圏の支持率は47%で、「国民の力」(28・9%)を寄せ付けない。

その「国民の力」は今のところ、街頭闘争には不参加の方針だから、デモを申請した保守派二十数団体とは、有象無象のグループであるはずだ。

それなのに、デモを不許可にしただけでは安心できず、「在寅山城」まで築いた理由は何なのか。

韓国の大手世論調査会社の経営陣と、政権・与党が癒着関係にあることは、既に保守系紙が何度か取り上げている。そもそも回答率5%といった調査が、世論調査として有効なのかどうか。

韓国公務員の「死の漂着」事件に関連して、中央日報が海洋警察のお粗末さを取り上げた記事(韓国語サイト10月10日)には、多数のコメントが付いた。

共感を最も集めたコメントは、「この国は何をしていたのか。答えられない文在寅は退け」で、共感6849、非共感361。次は、「本当にゴミみたいな政府だ」が、共感2736、非共感388だった。

こちらに“本当の世論”があるとしたら…。光復節の8月15日、許可された2つの小規模集会に、一般市民がなだれ込み、たちまち5万人の大規模デモになった。

いま、保守派の集会を許可したら、どんな規模に膨れ上がり、どんな事態が起こるのか。左翼政権はそれを知っているから、「在寅山城」を築いたのだろう。

ソウルの冬は極寒で、デモをしづらい。しかし、春になったら…保守派に限らない、国民の怒りが大爆発するのではなかろうか。


■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に『悪韓論』(新潮新書)、『反日種族の常識』(飛鳥新社)、『呆韓論』(産経新聞出版)、『韓国のデマ戦法』(同)など多数。