東アジア歴史文化研究会のブログ

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ガサ地区の過激派はイランから膨大なロケット弾を入手 イララエルは空爆、非常事態宣言で対応(宮崎正弘国際情勢解題)

東アジア歴史文化研究会

5月10日、イスラエルはパレスチナ自治区のガザ地区を空爆し、過激派の拠点や秘密のトンネルを破壊した。死者20名、負傷が65名以上となったが、これはガザからイスラエルへロケット弾が撃ち込まれた襲撃への報復だった。

ガザを実効支配しているのはハマス。イランの支援を受けている。パレスチナ自治政府(アッバス首相)は、ガザを統治できていない。

ネタニヤフ首相は「ガザのテロ組織は越えてはならない一線を越えた」とハマスなど過激派を非難し、同時にガザから80キロ圏内の地区に48時間の「非常事態宣言」を発令した。

問題は、このロケット弾をどうやって、どこから入手しているか、である。

前日の5月9日、米軍第5艦隊はアラビア海北部の公海で無国籍のダウ船を発見し、ロシアと中国製の違法武器を大量に押収したと発表した。ミサイル巡洋艦「モンテレー」がダウ船を捉え、武器を発見した。

高度なロシア製の対戦車誘導ミサイル、中国製の56式自動歩槍が数千丁、PKM機関銃や狙撃銃、携行式ロケット弾発射装置(RPG)数百点が船上に展示されたので、ご覧になった読者も多いだろう。

ハマスの他にイスラミック・ジハードが、ガザあるいはレバノンに隠れ家をもち、ハマス構成員はおよそ4万、イスラミック・ジハードは9000名と言われる。

イスラエルがとくに警戒しているのは100キロから160キロ飛ぶロケット弾で、これらはR160,M302D,同B、くわえて射程7-80キロのJ80,M75 Fjir5等旧式ロケットも多く含まれ、5000発から6000発を保有しているとイスラエル軍情報筋は見積もっている(エルサレムポスト、5月12日)。

イスラエルは、未だ連立政権の交渉がまとまらない政局だが、戦争指導には、ネタニヤフの辣腕に期待が集まっている。