イスラエル国会(クネセト)、未明に解散。総選挙へ ベネット首相は出馬せず、政界を引退。ネタニヤフ復活へ(宮崎正弘国際情勢解題)

6月30日未明、徹夜となったイスラエル国会(クネセト=定員120)は、「ヨルダン川西岸緊急規制法」を否決し、解散した。
ミニ政党八つの連立政権は、野党野合政権と批判され、とくに首相にミニ政党「ヤミナ」党首だったベネットが率いた。
解散後、10月に総選挙となる。
多くはネタニヤフ前首相の復活を予測している。しかも三年間で五回目の選挙だから、国民の大半は安定多数の政権を望んでいる。
イスラエルは一院制で、比例代表の全国区だからミニ政党が無数に乱立し、最大のリクードですら30議席確保がやっと。そのうえロシア移民党からユダヤ原理主義、くわえてアラブ政党もある。今回の連立政権崩壊も、アラブ女性議員ひとりが法案に反対したためだった。
ベネット首相は次期選挙まで、ラピッド外相に首相代行を譲り、本人は次の立候補をしないと声明した。ヤミナの党首は現内務大臣のアエレト・シクド女史が引き継ぐが、彼女も次の当選が危ぶまれている。
イスラエル政界も混乱、ウクライナ支援に消極的であり、ゼレンスキーは露骨に支援が足りないと不満を述べている。
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