東アジア歴史文化研究会のブログ

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拉致再調査 北朝鮮と合意

東アジア歴史文化研究会
北朝鮮、拉致全面調査を約束…日本は制裁一部解除へ
特別調査委3週間で立ち上げへ

安倍首相は29日夜、スウェーデンで行われた日本と北朝鮮の政府間協議で北朝鮮側が拉致被害者らの全面的な調査を行うことを約束したと明らかにした。

安倍首相「すべての拉致被害者のご家族が、ご自身の手でお子さんたちを抱きしめる日がやってくるまで、私たちの使命は終わらない。この決意を持って取り組んできたところでありますが、全面解決へ向けて第一歩となることを期待しています」

日朝の政府間協議について安倍首相は、「北朝鮮が日本に対し拉致被害者や拉致の疑いのある行方不明者など、すべての日本人の包括的かつ全面的な調査を行うと約束した」と明らかにした。

協議の結果交わされた合意文書によると、北朝鮮は「従来の立場はあるものの最終的に、日本人に関する全ての問題を解決する意思を表明した」という。調査を行う特別調査委員会の立ち上げには3週間ほどかかるということだが、日本政府は調査が開始された時点で北朝鮮への制裁を一部解除する方針。

菅官房長官「人的往来の規制措置、送金報告及び携帯輸出届出の金額に関して、北朝鮮に対して講じている特別な規制措置、及び人道目的の北朝鮮籍の船舶の日本への入港禁止措置を解除する。特に拉致問題については、安倍政権のうちにこの問題を完全に解決するとの考えのもと、引き続き北朝鮮側の具体的行動を強く求めていく所存であります」

さらに協議では、今後の調査で日本人の生存者が発見された場合、その状況を日本側に伝え、帰国させる方向で協議し、必要な措置を講じることも確認した。

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拉致再調査 北朝鮮との合意文書(全文)
5月29日(木)

政府が発表した日本と北朝鮮の合意文書全文は次の通り。

双方は、日朝平壌宣言にのっとって、不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、国交正常化を実現するために、真摯(しんし)に協議を行った。

日本側は、北朝鮮側に対し、昭和20年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨および墓地、残留日本人、いわゆる日本人配偶者、拉致被害者および行方不明者を含む全ての日本人に関する調査を要請した。

北朝鮮側は、過去北朝鮮側が拉致問題に関して傾けてきた努力を日本側が認めたことを評価し、従来の立場はあるものの、全ての日本人に関する調査を包括的かつ全面的に実施し、最終的に、日本人に関する全ての問題を解決する意思を表明した。

日本側は、これに応じ、最終的に、現在日本が独自に取っている北朝鮮に対する措置(国連安全保障理事会決議に関連して取っている措置は含まれない)を解除する意思を表明した。

双方が取る行動措置は次の通りである。双方は、速やかに、以下のうち具体的な措置を実行に移すこととし、そのために緊密に協議していくこととなった。

【日本側】

第1に、北朝鮮側とともに、日朝平壌宣言にのっとって、不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、国交正常化を実現する意思をあらためて明らかにし、日朝間の信頼を醸成し関係改善を目指すため、誠実に臨むこととした。

第2に、北朝鮮側が包括的調査のために特別調査委員会を立ち上げ、調査を開始する時点で、人的往来の規制措置、送金報告および携帯輸出届け出の金額に関して北朝鮮に対して講じている特別な規制措置、および人道目的の北朝鮮籍の船舶の日本への入港禁止措置を解除することとした。

第3に、日本人の遺骨問題については、北朝鮮側が遺族の墓参の実現に協力してきたことを高く評価し、北朝鮮内に残置されている日本人の遺骨および墓地の処理、また墓参について、北朝鮮側と引き続き協議し、必要な措置を講じることとした。

第4に、北朝鮮側が提起した過去の行方不明者の問題について、引き続き調査を実施し、北朝鮮側と協議しながら、適切な措置を取ることとした。

第5に、在日朝鮮人の地位に関する問題については、日朝平壌宣言にのっとって、誠実に協議することとした。

第6に、包括的かつ全面的な調査の過程において提起される問題を確認するため、北朝鮮側の提起に対して、日本側関係者との面談や関連資料の共有などについて、適切な措置を取ることとした。

第7に、人道的見地から、適切な時期に、北朝鮮に対する人道支援を実施することを検討することとした。

【北朝鮮側】

第1に、昭和20年前後に北朝鮮域内で死亡した日本人の遺骨および墓地、残留日本人、いわゆる日本人配偶者、拉致被害者および行方不明者を含む全ての日本人に関する調査を包括的かつ全面的に実施することとした。

第2に、調査は一部の調査のみを優先するのではなく、全ての分野について、同時並行的に行うこととした。

第3に、全ての対象に対する調査を具体的かつ真摯に進めるために、特別の権限(全ての機関を対象とした調査を行うことのできる権限)が付与された特別調査委員会を立ち上げることとした。

第4に、日本人の遺骨および墓地、残留日本人ならびにいわゆる日本人配偶者をはじめ、日本人に関する調査および確認の状況を日本側に随時通報し、その過程で発見された遺骨の処理と生存者の帰国を含む去就の問題について日本側と適切に協議することとした。

第5に、拉致問題については、拉致被害者および行方不明者に対する調査の状況を日本側に随時通報し、調査の過程において日本人の生存者が発見される場合には、その状況を日本側に伝え、帰国させる方向で去就の問題に関して協議し、必要な措置を講じることとした。

第6に、調査の進捗に合わせ、日本側の提起に対し、それを確認できるよう、日本側関係者による北朝鮮滞在、関係者との面談、関係場所の訪問を実現させ、関連資料を日本側と共有し、適切な措置を取ることとした。

第7に、調査は迅速に進め、その他、調査過程で提起される問題はさまざまな形式と方法によって引き続き協議し、適切な措置を講じることとした。?