東アジア歴史文化研究会のブログ

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう

『リベラルの正体』茂木誠・朝香豊共著(ワック) 怪しげなフランクフルト学派が西側世界にまだ蔓延っている 自分の国を愛さず、他国の侵略を正義と認識する歴史錯綜の元凶

東アジア歴史文化研究会

日本の珍歩的ブンカジン(つまりエセ知識人)の認識は土台がねじ曲がっていて、愛国者は敵であり、極右であり、汚らわしい存在と映るらしい。

東大に受かるような優等生ほど、テストには強くとも「ものごとを考えない」。ゆえに、簡単に『歴史詐欺』にひっかかりやすい。霞ヶ関の官僚どもをみればよい。依然として左翼思想に汚染された人々、とくに文科省に多い。司法も、教育現場も「優等生」ほどおかしいのは戦略的思考が苦手だからだ。

「リベラル」の意味を取り違えている。自由ではなく、現在の日本におけるリベラルのタームは隠れフランクフルト学派である。

政治学も「正真正銘の馬鹿」=丸山真男の悪影響がまだ続いており、最近はグローバリズム、環境破壊、脱炭素、フェミニズム、LGBTQ、反原発など、これらすべては「仮面をかぶった左翼」である。

世界を蔽う隠れ共産主義とは、「フランクフルト学派」が元凶であり、西側世界にまだ蔓延(はびこ)っている。

そればかりか米国では大手メディアもGAFAMも、欧州の左翼新聞や言論人の多くにも。したがって欧米の亜流学者、翻訳者。というより複写機である。

日本の学者とジャーナリストは自分の国を愛する人を極右と言うのである。フランスの愛国者ルペンは「極右」。さしずめ『WILL』も『月刊・正論』も極右雑誌呼ばわりされる。

こうして自国を愛さないのに、他国の侵略を正義と認識する歴史錯綜はなぜ生まれたのか、気鋭のふたりが徹底的に分析している。

茂木 「左派に純粋なML主義に共感する人は今やほとんどいないでしょうが、彼らがマルクスレーニン主義をまともに批判するのを見たことがないですね。(中略)大もとの『資本主義=悪』という考えに共感してしまっているから、これを根本的に否定できない」

朝香 「よく考えて見ればナチズム、ファシズムと社会主義、共産主義はともに全体主義であり、議会制民主主義を否定する立場であり、ともに徹底的に批判する立場であるはずなのに、なぜか社会主義、共産主義に対しては思想的に甘い」(96p)。

茂木氏は嘗てソ連崩壊を予言した小室直樹を思い出して言う。

(小室直樹は)「ソ連型独裁の原型はビザンツ帝国、東ローマ帝国であると指摘していました。西欧カトリック世界では、精神的指導者のローマ教皇と、政治的指導者の国王・皇帝との政教分離が生まれましたが、ビザンツ帝国では皇帝がギリシア正教の指導者を兼ねる政教一致体制が敷かれました。つまり皇帝に対する反逆は、神への反逆となる」(101p)

朝香 「東ローマ帝国以来のロシアの国家モデルと親和性が高い。だからこそロシアの地で共産主義革命が起こった」

ふたりの議論は森田実がブンド創設者であり近衛内閣に潜り込んでいた共産主義者の風間卓が仲人だったこと、BLM運動がバイデン政権に食い込み、中国共産党とべたべたの関係にあること、ポリコレ運動の背後にある革命団体の蠢動など、およそ日本の新聞では聞けない分析が山のように続く。

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左派=「リベラル」がなぜダメなのかを徹底解明した快著!

リベラリストと言えば、「共産主義や軍国主義と対立する個人主義者、自由主義者」だったはずだ。
パッと浮かぶのが、石橋湛山、吉田茂、白洲次郎だろうか。
しかし昨今の「リベラル」はどこかおかしい。かなり左に行ってしまったのだ。
それもそのはず、「実は世界恐慌以降、『自由競争の規制、平等と分配の重視』を掲げる隠れマルクス主義者が『リベラル』を自称するようになったのです」と茂木誠氏が説明する。左派が居心地の良いリベラルを乗っ取ったのだ。それなら合点がいく。
左派が主体になった「リベラル」が、中国やロシアより日本の現体制を敵だと思っていること、自国の歴史や伝統を忌み嫌い、国を愛するのは「極右思想」で「汚らわしい」と思っていること、共産主義国家が次々倒れても「共産主義自体は間違っていない」にすがっていること・・・etc
世界史講師の茂木誠氏と元共産党員だった朝香豊氏が縦横無尽にマルクス主義、共産主義そして現「リベラル」の欺瞞を語り尽くした。
「社会主義になると必ず特権階級が生まれて失敗する悲しいお話」「エコロジー、フェミニズム、JGBTQの背骨は隠れマルクス主義者である」等々、二人はまじめに「迷えるリベラルさん」たちを沈み行く左翼から救いたい思いを込めて語り合った。
目からウロコで面白いですよ。

はじめに~乗っ取られたリベラル
第1章 ウクライナ侵略が暴いた「リベラル」の欺瞞
第2章 ハッキリ見えてた「リベラル」の落ちし穴
第3章 「リベラル」が見なかった「革命の真実」
第4章 マルクス主義の地政学
第5章 元共産党員が語る「マルクスの間違い」
第6章 世界を覆うフランクフルト学派=隠れマルクス主義
第7章 エコロジーの背景はマルクス主義
おわりに

著者紹介
茂木 誠(もぎ まこと)
ノンフィクション作家、予備校講師、歴史系YouTuber。
駿台予備学校、N予備校で世界史を担当。『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『「戦争と平和」の世界史』(TAC出版)、『「米中激突」の地政学』(WAC)、『テレビが伝えない国際ニュースの真相』(SB新書)、『政治思想マトリックス』(PHP研究所)、『「保守」って何?』(祥伝社)など。YouTubeもぎせかチャンネルで発信中。
連絡先:mogiseka.com

朝香 豊(あさか ゆたか)
1964年、愛知県生まれ。私立東海中学、東海高校を経て、早稲田大学法学部卒。経済評論家。日本のバブル崩壊とサブプライムローン危機・リーマンショックを事前に予測し、的中させた。ブログ「日本再興ニュース」(https://nippon-saikou.com)は、冷静な視点で展開される記事が好評である。近著に『それでも習近平が中国経済を崩壊させる』(ワック)がある。