東アジア歴史文化研究会のブログ

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう

NHK大河で盛り上がる「徳川家康ゆかりの地」をめぐる ドラマだけでは知り得ない「東京唯一の銅像」から「日本最小」東照宮や〝殺された家康の墓〟まで

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ともに〝日本一小さい〟と称される埼玉県鴻巣市の東照宮と「船橋東照宮」(写真、船橋市教育委員会提供)

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ドラマで嵐の松本潤(39)が演じる家康は江戸幕府の初代将軍だが、お膝元の東京に現存する銅像は1つしかない。墨田区の江戸東京博物館の敷地内に建つ像で、「鷹狩り」好きとして知られた家康の姿が表現されている。

徳川将軍家と縁の深い江戸の町火消にルーツを持つ江戸消防記念会が「東京に家康公の遺徳をしのぶべきモニュメントがない」と1994年に建立、寄贈した。ただ、博物館は改修工事のため2026年3月まで休館中で、フェンス越しに後ろ姿しか確認できない。

都内ではこのほか、家康が絶賛して名付けたという「お茶の水」の泉が武蔵野市と三鷹市にまたがる井の頭恩賜公園に存在する。ちなみに「井の頭」の名称は、「江戸一番の水源」との意味から、家康の孫である3代将軍・家光が命名したとの言い伝えがある。

全国各地には、死後に「東照大権現」の神号を贈られた家康を祀った各「東照宮」が点在する。栃木県の日光東照宮内にある全国東照宮連合会の山作良之事務局長(58)が「小さなほこらなどを含めれば、いったい全国に幾つあるのか私どもにも分かりません」と苦笑するほどで、「日本一小さい」とされる東照宮もある。

家康の鷹狩りの際の宿泊所として造営された「船橋御殿」(千葉県船橋市)の跡地に建てられた「船橋東照宮」と、同じく鷹狩りのために造られた「鴻巣御殿」(埼玉県鴻巣市)の跡地にある東照宮が、代表的な存在として歴史ファンに親しまれている。

鴻巣市の御成町に住む小林正治さん(72)は「週末は歴史ファンの方が多く来られて『見つからないけど、どこですか?』と。小さすぎるんでしょう」と笑う。一方の船橋市の担当者は「日本最小」の異名について「本当かどうかは…」と話し、事実かどうかは謎に包まれている。

ともに〝日本一小さい〟と称される埼玉県鴻巣市(写真)の東照宮と「船橋東照宮」

家康に滅ぼされた豊臣家の地元、大阪府にあるのは〝殺された家康の墓〟。堺市の南宗寺(なんしゅうじ)にあり、大坂夏の陣(1615年)で豊臣方の猛将、後藤又兵衛にやりで突かれた家康が、この地で絶命したと伝わっている。奇妙なことに、2代将軍・秀忠、その後を継いだ家光が相次いで参拝したともされ、歴史ミステリー好きにとっては欠かせないスポットとなっている。

◆知られざる家康ゆかりのスポット◆ 
徳川家康公銅像 東京都墨田区 JR両国駅から徒歩7分。江戸東京博物館敷地内 
井の頭恩賜公園 東京都武蔵野市、三鷹市 JR吉祥寺駅から徒歩4分 
南宗寺 大阪府堺市 阪堺電気軌道阪堺線・御陵前駅から徒歩4分 
船橋東照宮 千葉県船橋市 JR船橋駅から徒歩9分 
鴻巣御殿跡の東照宮 埼玉県鴻巣市 JR鴻巣駅から徒歩4分