≪悪韓論≫ 不動産バブル崩壊の足音が聞こえてきた韓国 文政権で2倍になったマンション価格 「必ず儲かる賭博」のはずが…金利引き上げで危機感(室谷克実)

2022.9/8
尹大統領
今度という今度は本当かもしれない。韓国の不動産バブルの崩壊予測だ。台風11号の被害復旧が終わるころ、ソウル首都圏の不動産市場はどうなっているか。高額物件が超格安で取引される事例がもういくつか出たら、心理面からもバブル崩壊は止まらなくなるだろう。
金利引き上げによる返済額の増加、担保価値の下落に伴う資金の手当て…。どうにもならず、家を競売に掛けられた流民があふれたら…。尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は外交どころではなくなる。
韓国の新聞を見ていれば、毎年何回かは「不動産価格下落か」といった記事が載る。が、すぐに市況回復。前の文在寅(ムン・ジェイン)政権は「不動産価格の抑制」を大目標に掲げたが、抑制政策はやることなすこと失敗した。
文政権5年間で、首都圏のマンション価格は、ほぼ2倍になった。
だから韓国人にとって、不動産とりわけマンションの購入は「必ず儲かる賭博」だった。無理な借金をしてでも、買うことが「階層上昇」へのパスポートだったのだ。
不動産を購入するような大金を工面できない若者は、カードローンをかき集めて暗号通貨に投資した。
無理をして不動産を購入した人も、カードローンで資金を集めた若者も、両班(ヤンバン=李王朝時代の貴族)の気風を引きずっている。「額に汗して働くのは下人」「上人は汗をかかずに儲ける」といった思い込みだ。
両班は手下を使って庶民からの収奪をほしいままにした。現代の両班は、居ながらにして「カネでカネを稼ぐ」ことに熱中している。
しかし、米国追随型の金利引き上げで、不動産購入者(=借入金の大部分が変動金利)は目算が狂った。少子化の影響で、経済活動人口の減少が始まったことは、韓国経済に暗い影を落としている。新たに購入しようとする動きも鈍った。
映画「パラサイト」のような半地下住宅、あるいは「考試院(コシウォン)」と呼ばれる1坪空間などに住む人は首都圏だけで100万人とも200万人ともされる。しかし、彼らはマンションとは無縁の存在だ。
背伸びすればマンションに手が届く層へのマンション供給量は、すでに飽和状態なのかもしれない。
「ソウルのマンション価格が7週連続で下落、下落幅も拡大」(東亜日報22年7月15日)、「ソウルのマンションの売買指数など3年ぶりの低水準」(同8月27日)といった報道を見ると、今度ばかりは「すぐまた右肩上がりに戻るさ」といった過去のパターンとは異質なものを感じる。
そうした中で、衝撃的なニュースがあった。
上記の東亜報道は「下げ」と言っても、週単位で見れば、コンマ以下のことだった。が、仁川(インチョン)市松島地区の高級マンションは今年2月には12億ウォン(約1億2200万円超)で売買が成立していたのに、8月には6億5000万ウォン(約6600万円)まで下落した(韓国経済新聞・韓国語サイト9月2日)というのだ。
急銭を必要とした特異なケースだったとしても、この一帯のマンション価格は急落する。
室谷克実 主な著書に『悪韓論』(新潮新書)、『反日種族の常識』(飛鳥新社)、『呆韓論』(産経新聞出版)、『韓国のデマ戦法』(同)など多数。
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