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テキサス州イーグルパス基地、ほぼ完成 不法移民取締強化、1800の州兵を配置(宮崎正弘)

東アジア歴史文化研究会

世論調査で大統領選挙、最大の論点が不法移民であることがわかったとニューヨークタイムズが報じた(24年6月3日、電子版トップニュース)。慌てたバイデンは移民の規制を強化する大統領令に署名した。

テキサス州は、その先を行っていた。

5月29日、「ほぼ完成した」とアボット知事が発表した。テキサス州とメキシコとの国境に不法移民取締のためのイーグル・パス基地建設を急いできた。およそ80エーカーの敷地に1,800人の州兵を収容する。

テキサス州の不法移民対策は「ローンスター作戦」と呼ばれている。2021年3月の開始以来、テキサス州警察は50万人以上の不法移民を逮捕した。

「国境越えがダメなら飛行機があるさ」が次の合い言葉となった。

共和党マーク・アルフォード下院議員らは5月30日にマヨルカス国土安全保障長官に書簡を送り、バイデン政権が外国人を入国させるために仮釈放手続きを利用し約40万人の不法移民の詳細報告を要求した。書簡を送った共和党議員はアン・ワグナー、ブレイン・ルートケマイヤー、サム・グレイブス、エリック・バーリソン、ジェイソン・スミス、アルフォードの六人で、「バイデン大統領は法の支配を無視し、40万人が米国に直接飛行機で入国することを許可した」とした。

独裁政権下のキューバ、ハイチ、ニカラグア、ベネズエラの4カ国から最大3万人の移民が米国に入国して検査を受け、その後、仮釈放される可能性があるとも指摘した。

これら4か国の国民が海外から米国に飛行機で入国し、空港で税関の面接申請を受ける場合、国内に経済的な支援者が必要である。米国の空港までの航空券代を支払えることを証明し、麻疹、ポリオ、コロナウイルスの予防接種を受ける条件がある。

この制度の導入後、45の空港に飛行機で到着した移民がカウントされた。多くは南フロリダの空港に米国に到着すると、「緊急の人道的理由または重大な公共の利益」を満たしている場合、仮釈放してきたのだ。

バイデン政権は「仮釈放権限の合法的な使用をなすことによって、移民が犯罪組織に金銭を支払って南の国境を越えて密入国するのを抑止していることになっているのだ」とあべこべの主張をした。これは「非論理の論理化」である。

警備側からの証言も飛びだした。

国境警備隊マシュー・フダック元副本部長は「ホワイトハウスが任命した国土安全保障省の職員らが警察のメディア活動を監視していた」と非難した。「国境を守る私たちを非難し、一方的なニュースを流し、私たちは手を縛られ、実際の事実に基づいて反論したり対応したりすることができなかった。バイデン政権は180度の方向転換だった」

南部国境の国境警備隊員は、2021年1月にバイデン氏が大統領に就任した直後から、不法入国した移民の逮捕数が増加しているのを目撃した。わずか数週間のうちに、捜査員に取り締まられた人の数は月7万人から20万人を超えるまでに急増した。

国境で逮捕された移民を「不法移民」と呼ばないようにとのバイデン政権の内部命令に対して、反対の書簡を上司に送ったところ、解雇された。現場でも極左活動家が活躍していたことを示している。

「不法移民」とは、議会が数十年前に法律化した連邦法で使用されている用語である。