ドイツのぺーポ博士といえば、ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが交配していたとDNA研究でつきつめ、2022年のノーベル生理学医学賞に輝やいた。
マックス・プランク研究所のスバンテ・ペーボ博士はゲノム比較によって、現代人のゲノムに、一万年以上前に絶滅したネアンデルタール人や、シベリアで見つかったデニソワ人の遺伝情報が残っているとし、世界に衝撃を与えた。
デニソワ人とネアンデルタール人とホモサビエンスが、一緒に暮らしていたらしいのがシベリアのデニォワ洞窟である。このシベリアとチベットでデニソワ人の「骨」が発見されている。この列に三例目として、台湾が加わった。古代史の書き換えが必要になった「大事件」だ。
台湾へは海流に乗って南アジアやジャワ島から漂着した海洋民族が、さらに北上し、沖縄から西日本、そして千葉あたりまでたどり着いた。
4月11日 、日本のメデイアも驚きをもって次のように報道した。
台湾の澎湖諸島沖合の海底から見つかった人類の化石が、東京大学などが分析し、デニソワ人の化石だと判明した。研究チームが当該化石からたんぱく質を取りだしアミノ酸の配列を分析、デニソワ人の男性のものだと分かった。
拙著で指摘してきたように日本の神代、神様だったウガヤフキアエズノミコトの子が神武天皇となって人類が生まれた、と古事記、日本書紀は記す。この神話、なにかを連想しませんか?
講演でもこのことを述べると、聴衆はおどろくが、古事記日本書紀読みは、古代史の人類史のほうにまで興味はない。
海彦、山彦の逸話は縄文人と弥生人の出会いを象徴すると筆者は考えており、またスサノオの出雲八重垣の歌は古志の侵略に備えた城塞を意味する。古事記は明確に「古志の八岐大蛇」と書いている。
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