東アジア歴史文化研究会のブログ

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4月、トランプ訪中と引き換え、ジミー・ライ解放か 香港民主化のイコン、不当裁判で拘束四年(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

ウォールストリートジャーナル(12月7日電子版)が報じた。香港で拘束され不当な裁判をうけている香港民主化のイコン、『リンゴ日報』の創業者でもあるジミー・ライ(黎智英)がトランプ訪中の4月前後に、釈放されるだろう、と。12月7日、ジミーは獄中で、78歳の誕生日を迎えた。

雨傘運動に端を発した香港の民主化運動は2019年にはデモ参加者が200万人を超えることもあった。ジミーはこのときもデモの先頭にあって、私費5000万円を投じて運動をささえた。筆者はこの間に三回、香港に連続して赴きあちこちを取材した(拙著『CHINAZI』、徳間書店)。

ジミーとは香港返還前に『諸君!』の取材で香港に滞在した折、リンゴ日報本社を訪ね一時間ほどインタビューしたことがある。

かれは当時、香港の将来に楽観的にで「市場で一番重要なのは情報の透明性である。したがって報道の自由が守られる。でなければ、香港国際金融市場として沈む。わたしは自由主義のハイエクを尊敬している」と言った。

残念ながら彼の予測は外れ、香港の金融市場の魅力は半減し、大手銀行、証券はシンガポールかドバイへ移転した。

でっち上げの裁判で彼はいまも香港の拘置所にいる。欧米では彼の釈放運動、また台湾を中心に「ジミーにノーベル平和賞を」の運動も起きて夥しい署名があつまった。

トランプは中国との関係悪化を防ぎ、ビジネスは維持発展させたいというプラグマティックな意向を抱いており、4月に自ら北京へ乗り込むと宣言した。水面下で進められた条件のひとつが、このジミー・ライの釈放ではないか。土壇場まで実現するか、どうかは分からないが。