東アジア歴史文化研究会のブログ

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう

イスラエル軍、15000名の兵員不足 兵役を終えると若きユダヤ人たちは国を離れる傾向(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

2年前からのヒズボラ、ハマス制圧軍事作戦で消耗が激しいイスラエル軍だが、イランとの戦争が重なって、徴兵制のもとでも若者が不足し、あまつさえイスラエルのAI産業で著しいエンジニア不足状態に陥った。

兵力は15000人が不足し、ユダヤ教原理主義への特典「徴兵義務なし」の改正も政治日程にのぼっている。

戦争の拡大を一方にみながら、イスラエル経済は不安定である。にも拘わらずAIの加速、反比例してハイテク関連の仕事を目指す若者の減少といった「最悪の事態」をむかえている。

有能な若者は発明をなして起業すると、米ハイテクに売却した上、イスラエルを離れる傾向がある。

イスラエル政府の報告書は、イスラエルの若者がハイテク産業でのキャリアを目指しておらず、ハイテク関連の大学入学資格を持つ者の割合が過去3年間停滞している実態も報告している。AIエンジニアなどのキャリアを目指す学生はわずか10.8%で、女子学生とアラブ人学生に限ると、それぞれ7.8%と7.3%とさらに低い。ハイテク産業における女性、アラブ人、超正統派ユダヤ教徒、および周辺地域住民の参加を大幅に拡大しなければイスラエルの長期的な競争優位性を確保することは困難になる。

当該報告書は「最悪の事態」を回避するためのロードマップも策定しており、「今日、学生は講堂に行って講義を受け、宿題をし、試験を受ければそれで終わりです。実践的な学習はもっと大規模であるべきだと考えています。AIを使えば、学生はほぼどんなツールでも簡単な問題を解決できます。だからこそ、もっと深い問題について考えさせる必要があるのです」。AI対策の遅れ、若者の離反、世界共通のようである。