チャットGPT利用の約30%は仕事関連、何百万人ものユーザーが機密性の高い情報、個人を特定できる情報を入力しているが、漏洩の脆弱性がある(宮崎正弘国際情勢)
チャットGPTには情報漏れの欠陥があることが分かった。
自分だけの情報が「パーソナルアシスタント」との間だけでやり取りされていると誰もが考えているが、間違いだった。
イスラエルのサイバーセキュリティ企業「チェックポイント」社は、オープンAI開発してチャットGPTのシステムに、データを抽出できる脆弱性を発見した。コードに小さな穴があり、警告を発動させることなくデータを移動させることが可能だという。チャットGPTはオープンソウスゆえに2025年末にユーザー数が8億人を超えた。2025年7月までにユーザーが週あたり約180億件のメッセージを送信していた。
なかには契約書の要約、メールの作成、コードの記述、プレゼンテーションの仕上げ、医療や金融用語などが含まれる。データ分析やタスクに使用するランタイム内部に存在していた。このランタイムは、製品内部の密閉された作業空間であり、インターネットに自由にアクセスすることなくファイルを処理したりコードを実行したりできる場所だった。この脆弱性を悪用することで、攻撃者は安全な領域から情報を秘密裏に持ち出す。これが設定されると、会話後のメッセージが情報漏洩の原因となる可能性があるという。当該情報には、ユーザーが入力した内容、
アップロードされたファイルから抽出されたテキスト、そして重要な点として、モデル自身の要約や結論が含まれる。
チャットGPT利用の約30%は仕事関連で、会話の大部分は実用的なガイダンス、情報、文章作成に集中している。何百万人ものユーザーが機密性の高い情報、個人を特定できる情報、プライベートな情報をこれらのシステムに入力していることになる。
たとえば弁護士が契約書の草案をアップロードしたり、スタートアップ企業の創業者が資金調達のメモを貼り付けたり、マネージャーが業績評価の書き直しを依頼したり、学生が個人的な情報を含む奨学金申請書を提出したり。
自分がサイバーセキュリティのリスクを負っているとは認識せず、助けを得ているだけだと思っている。チェックポイント社は、同じ秘密通信経路がデータ窃盗よりもさらに悪質な目的にも悪用される可能性があると指摘した。
つまり戦場に於いて、作戦や指揮が敵側に漏れるということだ。
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