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米議会「中国問題委員会」が中国を非難 中国は「買えるものは買い、買えないものは盗んでいる」(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

2026年4月16日、米連邦議会公聴会で議員や専門家は、世界的な人工知能(AI)開発競争において、中国は「買えるものは買い、買えないものは盗んでいる」と非難した。また移民政策や研究政策が、優位性を維持するために必要なイノベーションを阻害する可能性があるとも警告した。


下院の中国特別委員会ジョン・ムーレナー委員長は冒頭陳述でこう言った。


「パターンは明らかだ。中国はAI開発を継続するために、米国の技術スタックに依存している。中国はAI開発を推し進めるため、買えるものは買い、買えないものは盗もうとしている」


AI分野におけるリーダーシップを巡って、米中は激しい競争を繰り広げている。米国はOpenAIのChatGPTのように、新モデルの初期段階でリードしていたものの、2025年に新興ディープシークがオープンAIとほぼ同等なソフトモデルを発表し、さらにはアンソロピックの「クロード」に追いつきつつある事実は斯界に衝撃をもたらした。米中両超大国間の差は劇的に縮っている。


2025年12月にも中国ディープシークはDeepSeekV3.2 Specialeを発表した。このモデルは特定のタスク(推理能力)においてグーグルのディプマインド新型Gemini 3 Proモデルに匹敵すると言われている。26年4月初旬にもアンソロピックの新モデル「ミトス」を一般に公開しないとしたが、中国は恐らく半年の差で追いつくだろうと予測される。


米国下院の「米国と中国共産党間の戦略的競争に関する特別委員会」の委員長はミシガン州選出のジョン・ムーレナー下院議員で前任のマイク・ギャラガーを引き継いだ。


前委員長だったウィスコンシン州選出のマイク・ギャラガー下院議員は2024年4月に議員も辞任していた。


ギャラギャーは元海兵隊。イラクで戦った経験を持つ。ジョージタウン大学で中国研究に取り組み博士号を取得。文武両道の達人で、日本贔屓でもあった同氏は、ワシントンの日本大使館で開かれた福島産の魚を使った寿司を賞味するレセプションにも出席し、中国が日本に繰り出す経済的威圧を非難したこともあった。