台湾空軍、新ドローンを大量配備へ ことしの台湾軍「漢光演習」は従来にない特殊作戦が展開された(宮崎正弘国際情勢)
台湾空軍は2027年初までに戦闘用ドローン専門部隊を編成する予定である。この航空部隊は、レーダーシステムの無力化に特化した国産の徘徊型弾薬「剣翔(チエンシャン)」を含み、複数無人航空機(UAV)を使用する。
新設される部隊は、中国国内の標的に対する長距離攻撃の可能性に備え、台湾領空を消極的に防衛するのではなく、攻撃できるようにする。
「剣翔」は、台湾の防衛研究開発機関である国立中山科学技術研究院(NCSIST)によって開発された。防空ミサイル司令部は台湾本土とその離島に約200発の徘徊型ミサイル「剣翔」を配備した。これらのドローンは台湾海峡に大量に配備され、中国人民解放軍(PLA)のレーダーを作動させるよう誘い出し、その後、ドローンがレーダーを一方的に攻撃する。
中国人民解放軍の台湾航空機探知・迎撃能力を低下させ、空軍がロッキード・マーティンF16や、台湾国産の経国戦闘機をより少ないリスクで展開できる。
新システムの導入コストは1台あたり数百万台湾ドル、これまでの数千万台湾ドルから大幅に削減され、このシステムは衛星測位機能と画像認識による標的設定機能を備えている。
8月14日まで行われた台湾軍の「漢光演習」は、中国軍による台湾本島の封鎖や、演習を装って侵攻する「グレーゾーン事態」および「斬首作戦」などを想定し、実戦に即したサイバー攻撃対応や軍・海巡署の合同訓練が展開された。従来の国防部単独での実施から脱却し、戦時医療やインフラ防護を含む「都市レジリエンス演習」とも連携が深められ、軍民・軍警消の統合運用が検証された。頼清徳総統も演習を観覧した。
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