『鬼滅の刃』に、愛する日本の国防を想う (加瀬英明のコラム)

『鬼滅(きめつ)の刃(やいば)』が大きな話題を呼んでいる。
このアニメ映画が10月に映画館で封切られると、2ヶ月間で308億円の興行収入をあげ、コミック本が1億冊も売れたという。私は勉強のためと思って、テレビで何日かかけて26話もあるテレビ・シリーズを観た。
舞台は大正時代の日本だ。主人公の16歳の少年の炭治郎は、妹を救うために鬼と戦うが、渾身の力をふりしぼって武芸を身につける。さまざまな鬼がめまぐるしく登場するたびに、刀を抜いて鬼を屠り死地を斬り抜ける。
炭治郎は家族を心から愛している。敬神の心が篤い。
炭治郎は先の大戦に敗れるまでのありふれた日本の青少年だが、令和の日本に蘇ったのだ。
私は感動した。炭治郎の生きざまが平成の多くの日本人の琴線に、触れたのだ。私は川端康成、谷崎潤一郎、三島由紀夫を凌ぐ、戦後最大の文学だと思う。
12月8日に対米戦争の79年目の開戦記念日が、巡ってきた。 それなのにどの新聞、大手テレビも、なぜか79年前のこの日に何が起ったのか、触れることがなかった。占領下でアメリカによって、口を封じられたからなのだろう。
12月8日の産経新聞の一面の『産経抄』に、私が登場した。この日は、ジョン・レノンが凶弾に倒れた40年目の命日だった。
「(略)レノンさんは日本文化をこよなく愛し、『第二の故郷』を頻繁に訪れていたことはよく知られている。(略)▼外交評論家の加瀬英明さんによると、レノンさんはヨーコさんに連れられて、伊勢神宮や靖国神社にも参拝している」
私がオノヨーコのいとこであることを、紹介している。
「▼♪そして、宗教もない そうしたら みんな平和に生きられるってさ。レノンさんの名曲『イマジン』は神道の世界を歌っていると、加瀬さんはいう。神道は宗教というより心のあり方だった。日本では神々が共存し、社会は和のうえに築かれてきた。レノンさんは目を輝かせて、加瀬さんの説明を聞いていたという(『ジョン・レノンはなぜ神道に惹(ひ)かれたのか』祥伝社)後略」
これは私の著書だが、ジョンとヨーコが靖国神社の社頭に立つカラー写真が、表紙にあしらわれている。
ジョンはベトナム戦争では米軍と戦ったベトナム人民を支持し、日本が米国の不当な圧迫に耐えられず、立ち上って戦ったと信じた。やわな平和主義者ではなかった。
今日の日本は中国を恐れて、沖縄県石垣市の尖閣諸島に日本国民の上陸を禁じ、怖 (おじ)けづいて、自衛隊や、海上保安官を置くこともできない。
靖国神社には明治以後、日本の国土を守るために尊い生命を捧げた、250万柱以上(うち女性が6万)の英霊が祀られている。英霊が今日の日本を見て、休まれないだろう。
中国という鬼が、日本に襲いかかろうとしている。
私たちにとって日本という国は、家族に当たる。日本を愛しているのなら、『鬼滅の刃』の炭治郎のように渾身の力をふりしぼって、この国を護らなければならない。
日本を護ろう。日本人を自堕落にしてしまった現行憲法を改正するために、眦(まなじり)を決して立ち上がろう。
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