東アジア歴史文化研究会のブログ

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう 

第152回東アジア歴史文化研究会(宮崎正弘氏講演レジュメ:2019年日本と世界の展望-混沌とする国際情勢を斬る)

東アジア歴史文化研究会

「2019 年日本と世界の展望-混沌とする国際情勢を斬る 」

講演レジュメ

狐が「木の葉」を黄金にみせたのが「人民元」
 中国はドル・ペッグを採用し、FRBの金融緩和を活用して肥った
 だから紙くずの人民元が通貨だという幻覚が起こった
IMFのSDR入り。身のほど知らずに通貨覇権を狙い米国へ挑戦を始めた
 ゴールドマンサックス、JPモルガンが中国の銀行の株主となり起債を指導。
 ウォール街と英国のザ・シティは中国で一時期大いに裨益した
 歴代政権はウィンウィンを信じこんだため、ASEAN諸国は親中路線に傾斜
 華僑が当該国経済を握る(タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア)
 それゆえにASEANは、中国を刺戟しない政策に固執した

一帯一路、末路
 「一帯一路」の野望と「借金の罠」。米国もASEANも判断を間違えた 
 BRIは「OBOR」を改称、28ヶ国を一兆ドルの風呂敷で巻き込んだ
 改称の理由は「すべての道は北京に通ず」覇権の悪イメージ
 罠に落ちた国々:スリランカ、パキスタン、モルディブ、マレーシア
 中国の代理人に成り下がって国々:ラオス、カンボジア、フィジー
 落ちそうな国々:フィリピン、ブルネイ、バングラデシュ、タイ
 工作中の国々:ミャンマー、パプアニューギニア、マーシャル群島、
 華為、ZTEと「おさらば」する国々、米・英、加、豪、NZ、そして日本

 ところが一帯一路は世界中で挫折しはじめた
 完成した物件 アンカラーイスタンブール高速鉄道、数ヶ国のパイプライン
 正式中止 ニカラグア運河、ベネズエラ新幹線
 着工にも至らず インドネシア新幹線、タイ新幹線
 着工はしたものの パキスタンCPEC、ミャンマーCMEC
 風呂敷のママ終わりそう ネパールへヒマラヤをくぐる新幹線。
 アンデスをくぐる新幹線、北極圏からヘルシンキへの鉄道
 工事中だが完成が怪しいプロジェクト モンテネグロ高速道路。ラオス鉄道
 鄭和艦隊が世界史から消えたように一帯一路を末路へ導く

トランプは習近平のアキレス腱を衝いた
 富めば民主化するという幻想。AI管理の全体主義社会を作り上げた
 中国を富ませたから軍拡が可能だった(人民元増発で軍拡二桁成長)  
 高関税は序の口、本質はハイテク戦争、金融戦争(通貨戦争を含む) 
 5Gなど次世代技術を盗取し軍事転用して米国を猛追しはじめた
 ファーウェイ、ZTE阻止し、スパイ摘発、企業買収、拠点土地買収を阻止 
 通貨覇権を絶対に握らせない。通商を犠牲にしても国家安全保障が重要
 変動相場制への移行は中国にとって恐怖。同時にドルが枯渇する
 海外逃避と直接投資激減、貿易赤字。国内的には不動産バブル、株安
 ところが、GAFAはいまも中国市場に幻想を抱いている 

ならば如何にして中国の膨張を阻止できるか?
 人民元を「変動相場制」へ移行させる圧力強化
 「世界の工場」、「世界の市場」から「世界の巨大なゴミ箱」に
 台湾の精神的脆弱性を「台湾旅行法」「国防権限法」で支援 
 「次世代5G技術の争奪戦が熾烈化」に備える
 いずれ世界はAIで2分割するだろう
 BAT vs FAGAは市場と技術の争奪、「新植民地」の争奪戦となる

2019年に何が起こるか
 世界的規模で「不況」が訪れる
 米中貿易戦争からハイテク冷戦、そして金融戦争が幕開け
 習近平、突如解任の可能性がある
 中国経済は不動産暴落、株安、人民元の大暴落が始まる
 ラビア・カディールに「ノーベル平和賞」 
 ソフトバンク、ドイツ銀行が倒産の危機に直面する

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<< 宮崎正弘の新刊 >> 
『2019年 大分断する世界』(渡邊哲也氏の対談。ビジネス社)
  『中国発金融恐慌に備えよ』(田村秀男氏との対談、徳間書店)
 『日本が危ない 一帯一路の罠』(ハート出版)
  『AI監視社会 中国の恐怖』(PHP新書)  

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第152回東アジア歴史文化研究会のご案内

この度の研究会は、中国ウォッチャーの第一人者として有名な宮崎正弘氏に「2019年日本と世界の展望-混沌とする国際情勢を斬る」のテーマで語っていただきます。2019年、今年は天皇陛下の譲位が行われ、30年続いた平成時代も終わりを告げようとしています。昨年、トランプ政権は中国製品に制裁関税を発動し、ファーウェイ、ZTEを締め出すなど、このところ米中貿易摩擦が激化しています。またEU離脱を巡る混乱、複雑怪奇な中東情勢、日本と韓国における徴用工問題、自衛隊機へのレーダー照射事件等々、どれをとっても混沌とした出来事ばかりです。今世界でいったい何が起こっているのか。また起ころうとしているのか。日本のメディアでは報道されない世界の深奥部の情報を交えつつ、宮崎氏にわかりやすく分析をしていただきます。

日 時 2019年1月29日(火)午後6時30分~8時45分
場 所 常円寺・祖師堂地下ホール
新宿区西新宿7-12-5 電話03-3371-1797
テーマ 「2019年日本と世界の展望-混沌とする国際情勢を斬る」
講 師 宮崎正弘氏(作家・評論家)
参加費 2,000円
連 絡 東アジア歴史文化研究会(事務局長:花田 成一)
 TEL:080-7012-1782
 Eメール:e-asia@topaz.ocn.ne.jp


宮崎正弘氏プロフィール
1946年石川県金沢市生まれ。早稲田大学に学び、「日本学生新聞」編集長、雑誌『月刊 浪漫』企画室長を経て、1982年『もうひとつの資源戦争』(講談社)で論壇へデビュー。その後、問題作を次々に発表。国際政治、経済の舞台裏を独自で情報解析する評論やルポルタージュに定評がある。文芸評論家としての顔もあり、三島由紀夫を論じた『三島由紀夫「以後」』、『三島由紀夫の現場』(並木書房)など三部作は資料的価値が高いと文壇でも評価された。同時に中国ウォッチャーの第一人者として海外にも知られる。中国関連の著書は、『本当は中国で何が起きているのか』(徳間書店)、『迷走中国の天国と地獄』(清流出版)、『中国よ反日ありがとう』(清流出版)、『中国は日本人の財産を奪いつくす!』(徳間書店)、『習近平が仕掛ける尖閣戦争』(並木書房)、『中国バブル崩壊が始まった』(海竜社)、『「中国の時代」は終わった』(海竜社)、『習近平の独裁強化で、世界から徹底的に排除され始めた中国』(徳間書店)、『習近平の死角』(育鵬社)、『アメリカの「反中」は本気だ』(ビジネス社)、『米中貿易戦争で始まった中国の破滅』(徳間書店)など多数。新刊として『日本が危ない! 一帯一路の罠』(ハート出版)1月10日発売。
宮崎正弘氏のホームページhttp://miyazaki.xii.jp/