東アジア歴史文化研究会のブログ

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう

EU議会選挙、全欧で番狂わせ「右旋回」が鮮明に

東アジア歴史文化研究会
EU議会選挙、全欧で番狂わせ「右旋回」が鮮明に

EU議会選挙、ルペン率いる国民戦線が大躍進

25日に行われたEU議会選挙、フランスで国民戦線が25%以上を獲得し「地震がおきたような勝利」となった模様。ルペン女史率いる国民戦線は左翼ジャーナリズムから「極右」などと批判されてきたが、日本における「維新」ブームの二倍以上の勢いをもって迎えられた。AFP、フィナンシャルタイムズなどが速報している(日本時間26日午前5時現在)。
****************************************

この日、「ヨーロッパが右旋回した日」と後世の歴史家は書くだろう
英国でも保守新党が第一党に躍進、フランスではオランド与党、第3位に転落

まるで「地震に遭遇したかのようだ」と英国メディアが目を丸くして伝えた。予想だにしなかった結果となったのだ。25日に行われたEU議会選挙で、EU懐疑派がつぎつぎと勝利し、既成政党を脅かした。「欧州は右に旋回した」(英紙インデペンデント、5月26日)

ドイツでさえ、「ドイツのための二者択一党」というやや中道保守の新党が7%を獲得して初めて議席をえるなど番狂わせが各国で起こった。

まず最大の衝撃は英国である。地方選挙ならまだしも全国的な選挙で結成間もない新党(UKIP)が、第一党に躍進し保守、労働の既成政党をひっくり返した。Uキップ(UKIP)がトップ、既成二大政党についで「緑の党」が4位、リベラルデモクラット党(リブデモ)は5位に転落しEU議会での議席を失った。

Uキップは29.2%、労働党は24.5%,保守党が23.5% 極左「緑の党」は7.6% リブデモは6.9%で党首さえ落選。

フランスではルペンの「国民戦線」が26%の得票を獲得し、移民排斥、EU反対の声がいかに国民の支持を拡大しているかを如実に物語った。オランド大統領が率いるフランス社会党は3位に転落し、左翼の凋落ぶりを改めて示した。

ベルギーでは右派政党が三分の一の得票、オーストリアでも五分の一獲得した模様である。
またデンマークとオランダでも移民排斥を訴えた右派が第2党となった。

こうした右派、ナショナリスト政党の大躍進は移民による失業が潜在的に大きな理由である。ただし右派が各国で大幅に躍進したとはいえ、過半数には遠く、全体を俯瞰するとまだEU賛成、移民融和の政党がかろうじて過半を抑えると予測される。