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ロシア黒海艦隊の旗艦『ミサイル巡洋艦』が爆発・沈没 プーチンに衝撃、マリウポリ占拠は不可能になったか(宮崎正弘国際情勢解題)

東アジア歴史文化研究会

ウクライナのミサイル攻撃なのか、事故か。

4月14日、黒海で待機していたロシアの旗艦『モスクワ』(ミサイル巡洋艦)が沈没した。これによりロシアの軍事作戦に大きな支障をきたすため、プーチン大統領には衝撃であろう。

同艦は1982年に竣工、翌年から「スラヴァ」の名で運用されていたが、1990年代に改称した。満載排水量1万1000屯、P─1000対艦ミサイル16基を搭載していた。竣工から四十年の老朽艦で、艦内の弾薬庫で爆発がおき、火災となって曳航中に高波のため沈没した。これでマリオポリ包囲作戦を展開中のロシア軍はかなり劣勢に陥った。

昨年11月にモスクワを訪問し、プーチンとも逢ったバーンズCIA長官は「『迅速かつ効果的な軍事作戦を展開し、短時日で軍事的な勝敗は決まる』と当時、見通しを述べていたプーチン大統領だったが、こうした状況となり、あまつさえ、ウエェーデンとフィンランドが数ヶ月以内にNATO加盟を決める動きを見せると、ロシアが戦場核(戦術核)或いは低出力の小型核兵器を使用する可能性がある」とする発言を繰り出した(4月14日、ジョージア州の講演)。

米軍は低出力核、ならびに戦場で使用する戦術核を保有している。前者は5キロ〜7キロ。後者は広島、長崎型の殺傷力を持つとされる。