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ロシア黒海艦隊、六隻の強襲艦をウクライナへ 海軍は140隻、60機を動員して「軍事演習」(宮崎正弘国際情勢解題)

東アジア歴史文化研究会

ウクライナに嘗てない軍事緊張が高まっている。

バイデン大統領は1月20日に「もしウクライナ侵略がなされたら、ドルとの通貨交換停止を含む強力な制裁措置をとる」とし、EU議会も同様な強硬発言をなした。

NATOも警戒態勢を敷いている。

ウクライナ周辺に駐屯するロシア軍は、1月20日現在およそ12万7000人。

くわえてロシアは黒海艦隊所属の六隻の強襲艦(ミンスク、カリニングラード等)をウクライナ方面へ向かわせている。兵力は一万。またロシア海軍は、近く軍艦140隻、航空機60機を動員して「軍事演習」を行うと発表した。

一気に戦雲が広がり、トルコのエルドアン大統領もプーチンに冷静を呼びかけた。

ロシアの論調を見ると「緊張を造りだしたのは西側であり、英国は武器供与を行ったし、ロシアの『生存圏』を脅かしているのはヌーランド国務次官等の策謀によるものだ」としている。

この『生存圏』(レーベンスラウム)はナチスドイツの愛用した地政学用語。国家が自給自足体制を確保するために政治的支配が及ぶ領土、領海を指す。

戦前の日本でも嘗て『満州は日本の生命線』という標語があったように、ロシアにとって、ウクライナは生存圏という解釈をしていることになる。