武田邦彦著『サイエンス能のつくり方』(ワニブックス) フェイクニュースにだまされない「サイエンス能」の鍛え方 情報を信じすぎる日本人の悪い癖、それが却って不幸をもたらすのだ
人間は神の智恵にたどり着いていない。
AI(人工頭脳)がAC(人工意識)となっても人間の英知である阿頼耶識にたどりつくことはない。
優秀な人間であっても神の智恵に優ることはない。
だから科学は一歩一歩前進するしかない。「神の教え」と宣教師や教会の解釈を信じ込まされて強迫観念に取り憑かれていた時代、地球の果てで海は落下していると考えられていたから遠洋航海はなかった。
ダーウィンが人間は猿からの進化だと唱えると周囲はキリストの教えとは異なる主張だから彼を脅迫し、揶揄した。ガリレオは裁判にふされたが「それでも地球は回っている」と言った。
科学とは神がいてこそ成立するのであり、『優秀な科学者のなかには信仰心が篤い方が多数』だと武田教授は言う。評者(宮崎)も兼ねてからそう思っているのでこの箇所で膝を打った。
UFOを否定するインテリが多いけれども、信じない人はたぶん、三島由紀夫の『美しい星』を読んでいないに違いない。空飛ぶ円盤はディーゼル駆動か、超高性能電池なのかと疑問視する人は、『自分の頭にある情報』だけで判断するからで、『常識から大きく逸脱した情報が入ってくると不安になる』。ゆえにUFO全否定に傾く。
「光よりはやいものはない」と従来の科学は考えてきたが、常識外の動力源や人間が想像だにしないスピードが出せる文明があるかも知れないとは考えないだろう。評者はちなみにテレパシーは光より早いと考えている
「地球温暖化」なるものも、「脱炭素」なるものもズバリ「嘘だ」とする武田氏によれば、この地球は五、六百年周期で寒暖を繰り返してきた。だから現在の地球温暖化なる議論はまやかし、温暖化はあと二百年ほど続くという。
ゲルマンの大移動は寒冷化が原因だとされる。縄文人のシベリアからの南下があって、やがて縄文人は北海道からの南下し東北地方へ移動した。隙間となっていた北海道に12世紀頃からオホーツク系のアイヌが這入り込んで定着した。だから彼らは先住民ではない。
京都議定書や地球温暖化といって環境保護で騒ぐ連中は利権絡みが動機だろうと言う。
南極の氷が溶けて海面が高くなると言うデマが流れているが、1ミリ程度であり、零下50度が45度になる程度、シロクマが死ぬとかゴア元副大統領たちが言っていたが、シロクマは増えていた。
脱炭素を唱える小泉某とかの政治家も馬鹿だが、同調的な付和雷同メディアはもっと馬鹿というわけで、なにしろ本書を通読すると痛快にして科学の基礎が分かる。
それにしてもここまで言い切る筆者の武田教授。名前は聞いてことがあるが、どういう人なのかと履歴を見ると東大卒の工学博士でした。立派な科学者である。
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