金正男暗殺、金正恩はなぜいま実行したのか(宮崎正弘国際ニュース早読み)
直前に解任された金元弘が金正男と組んでクーデター未遂直前だった?
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直前にクーデター計画があって、それを察知した金正恩が金元弘(国家保衛相)を突如解任し、金正男の暗殺を急がせた。かく大胆な仮説をいうのはステファン・ブライエン(アジアタイムズ、2月15日)である。
中国に事実上、亡命していた金正男は中国の保護の下にあってマカオに逼塞したが、密かにカネを届けていたのが張成沢だったことは広く知られる。2013年、これが発覚した張成沢は処刑された。
中国としては対北朝鮮の太いパイプ役でもあり、張の処刑には憤慨したはずだった。それでも国連制裁に加わる振りをしながら、北朝鮮の核開発に手を貸し、食料と石油を供給し続けた中国は、金正恩のでかたを待っていた。
米国は中国が北朝鮮をこうしたゲームの中で踊らせているのは、中国の代理役をいずれ担わせる腹づもりと読んできた。THAADを阻止するには、いずれ北朝鮮の暴走を中国は必要とするからだ。
北朝鮮国内での軍事クーデタの動きと思われる動きはいくつかあった。軍の反金グループは過去にもクーデターもしくは金正恩暗殺の動きをしており、この脈絡からと推定されるのが2015年4月の玄永岩(国防相)銃殺、16年12月の金養健(統戦部長)の「交通事故死」、金英哲(副首相)の解任。
そして2017年2月、つまり先週の金元弘(国家保険衛生相)の解任である。いずれにしても情報閉鎖の国、闇は深い。
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金正恩氏親族・側近の相次ぐ死 増え続ける恐怖政治の犠牲者
2017.02.14 聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の恐怖政治による犠牲者が増え続けている。
親族も例外ではない。金委員長の叔父で北朝鮮ナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)氏が2013年12月に処刑されたのに続き、異母兄の正男(ジョンナム)氏(45)も殺害されたとされる。
韓国政府筋は14日、正男氏が13日にマレーシアで殺害されたと伝えた。
1971年生まれの正男氏は故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男。一時は金総書記の後継者として有力視されていたが2001年に偽造パスポートで日本に入国しようとして摘発された。その後は後継者争いから外れ、マカオや中国などで生活していた。
金正恩体制発足後、正男氏が北朝鮮の権力世襲を批判してきたため、金委員長が自身の権力を脅かす存在だった正男氏を暗殺したのではないかとの見方が出ている。
金委員長は11年の金正恩体制発足後、恐怖政治を通じ自身の「唯一支配体制」の妨げとなる人物を容赦なく粛清してきた。
最初の標的は金総書記の死後、軍部のトップに浮上した李英鎬(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長(当時)だった。金委員長は12年7月、自身の権力基盤を構築する過程で非協力的な態度を見せたとの理由で李氏を突然解任した。
李氏を含め、金総書記の葬儀で霊きゅう車に付き添っていた金正覚(キム・ジョンガク)氏、金永春(キム・ヨンチュン)氏、禹東則(ウ・ドンチュク)氏の軍幹部4人は金正恩体制下で粛清されたか一線から退いた。
13年12月には張成沢氏を処刑した。世界に衝撃を与えた張氏の処刑は、ナンバー2の存在を許さない金委員長の唯一指導体制の構築が目的だった。
15年4月には当時の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)が裁判も行われないまま機関銃で公開処刑され、同5月には、金委員長が進める山林緑化政策に不満を示したとの理由で崔英健(チェ・ヨンゴン)副首相が処刑された。
昨年7月には副首相だった金勇進(キム・ヨンジン)氏が最高人民会議(国会に相当)で「座る姿勢が悪かった」と指摘され、国家安全保衛部(秘密警察、現国家保衛省)の調べを受けた後、処刑された。
先月は、金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相が朝鮮労働党組織指導部の調査を受け、大将から少将に降格された後、解任された。
韓国の関係当局の推計によると、金正恩体制で処刑された幹部は12年に3人、13年に約30人、14年に約40人、15年には約60人なるなど急増している。
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直前にクーデター計画があって、それを察知した金正恩が金元弘(国家保衛相)を突如解任し、金正男の暗殺を急がせた。かく大胆な仮説をいうのはステファン・ブライエン(アジアタイムズ、2月15日)である。
中国に事実上、亡命していた金正男は中国の保護の下にあってマカオに逼塞したが、密かにカネを届けていたのが張成沢だったことは広く知られる。2013年、これが発覚した張成沢は処刑された。
中国としては対北朝鮮の太いパイプ役でもあり、張の処刑には憤慨したはずだった。それでも国連制裁に加わる振りをしながら、北朝鮮の核開発に手を貸し、食料と石油を供給し続けた中国は、金正恩のでかたを待っていた。
米国は中国が北朝鮮をこうしたゲームの中で踊らせているのは、中国の代理役をいずれ担わせる腹づもりと読んできた。THAADを阻止するには、いずれ北朝鮮の暴走を中国は必要とするからだ。
北朝鮮国内での軍事クーデタの動きと思われる動きはいくつかあった。軍の反金グループは過去にもクーデターもしくは金正恩暗殺の動きをしており、この脈絡からと推定されるのが2015年4月の玄永岩(国防相)銃殺、16年12月の金養健(統戦部長)の「交通事故死」、金英哲(副首相)の解任。
そして2017年2月、つまり先週の金元弘(国家保険衛生相)の解任である。いずれにしても情報閉鎖の国、闇は深い。
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金正恩氏親族・側近の相次ぐ死 増え続ける恐怖政治の犠牲者
2017.02.14 聯合ニュース
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の恐怖政治による犠牲者が増え続けている。
親族も例外ではない。金委員長の叔父で北朝鮮ナンバー2だった張成沢(チャン・ソンテク)氏が2013年12月に処刑されたのに続き、異母兄の正男(ジョンナム)氏(45)も殺害されたとされる。
韓国政府筋は14日、正男氏が13日にマレーシアで殺害されたと伝えた。
1971年生まれの正男氏は故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男。一時は金総書記の後継者として有力視されていたが2001年に偽造パスポートで日本に入国しようとして摘発された。その後は後継者争いから外れ、マカオや中国などで生活していた。
金正恩体制発足後、正男氏が北朝鮮の権力世襲を批判してきたため、金委員長が自身の権力を脅かす存在だった正男氏を暗殺したのではないかとの見方が出ている。
金委員長は11年の金正恩体制発足後、恐怖政治を通じ自身の「唯一支配体制」の妨げとなる人物を容赦なく粛清してきた。
最初の標的は金総書記の死後、軍部のトップに浮上した李英鎬(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長(当時)だった。金委員長は12年7月、自身の権力基盤を構築する過程で非協力的な態度を見せたとの理由で李氏を突然解任した。
李氏を含め、金総書記の葬儀で霊きゅう車に付き添っていた金正覚(キム・ジョンガク)氏、金永春(キム・ヨンチュン)氏、禹東則(ウ・ドンチュク)氏の軍幹部4人は金正恩体制下で粛清されたか一線から退いた。
13年12月には張成沢氏を処刑した。世界に衝撃を与えた張氏の処刑は、ナンバー2の存在を許さない金委員長の唯一指導体制の構築が目的だった。
15年4月には当時の玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)が裁判も行われないまま機関銃で公開処刑され、同5月には、金委員長が進める山林緑化政策に不満を示したとの理由で崔英健(チェ・ヨンゴン)副首相が処刑された。
昨年7月には副首相だった金勇進(キム・ヨンジン)氏が最高人民会議(国会に相当)で「座る姿勢が悪かった」と指摘され、国家安全保衛部(秘密警察、現国家保衛省)の調べを受けた後、処刑された。
先月は、金元弘(キム・ウォンホン)国家保衛相が朝鮮労働党組織指導部の調査を受け、大将から少将に降格された後、解任された。
韓国の関係当局の推計によると、金正恩体制で処刑された幹部は12年に3人、13年に約30人、14年に約40人、15年には約60人なるなど急増している。
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