東アジア歴史文化研究会のブログ

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『アラスカ密約』はなかったのか? トランプvsプーチン会談 メディア演出を狙った儀式、密約の中身はなにか(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

トランプ大統領とロシアのプーチン大統領は共同記者会見をして、お互いに歯の浮くようなお世辞の応酬が演技され。記者団の質問には一切応じなかった。

8月15日、アラスカ州アンカレジの米軍エルメンドルフ・リチャードソン統合基地でふたりは会談した。友好的な雰囲気だったようだが、ウクライナ停戦では合意には至らなかった。しかし「建設的な話し合いだった」「戦争はいずれ終わるだろう」と自画自賛しあった。

そのような結論のために両者が会談したのではない。そのレベルなら特使派遣でとうに基本合意している。ふたりのトップが相まみえるということは『ヤルタポツダム3・0』の中身であり、ウクナイナなど些末な問題ではなく中国の脅威をどうするのかという世界戦略を議論したのだろう。でなければ、わざわざ貴重な時間を割いて、アラスカでテレビをまえに空疎な台詞交換劇などを演じる必要はない。

プーチン大統領は「建設的な雰囲気の中、有益な交渉を行った。(ウクライナ情勢について)、紛争の根本原因を除去しないといけない」と述べたに過ぎない。

しかし両国は経済協力については、貿易や宇宙、北極圏開発の分野で連携できると訴え、関係改善に意欲を示した。

米側はルビオ国務長官とスティーブン・ウィトコフ中東担当特使、露側はセルゲイ・ラブロフ外相とユーリー・ウシャコフ大統領補佐官が同席。ということはふたりだけの面談はきわめて短かった。

プーチンは記者会見後、直ちに特別機でアラスカ州を離れ、モスクワへ帰国した。アラスカ密約は、若しあったとすれば事前に合意しており、それをお互いに確認したのだろう。