一、杉原千畝の正体
戦前の外務省駐リトアニア領事代理杉原千畝は有名ですがその事績には多くの謎があります。これが最近のロシア側の発表で明らかになりました。すなわち、彼は満洲時代からのソ連KGBのスパイだったのです。
二、私生活
杉原は、1920年代外務省の通訳生候補として満洲ハルピンでロシア語の語学訓練中、ロシア(ソ連)女性と恋に落ち結婚しました。これがソ連スパイになった入り口だったと思われます。そして満鉄のソ連鉄道の買い取り交渉でも、情報の漏れがあり、杉原が疑われました。
三、リトアニア駐在
そして、これが終ると、10年間在職していた満洲国外務部を退職し、妻とは協議離婚し、東京の本省に移動します。そして当初ソ連勤務を命じられましたが、異例にもソ連側が着任と,通過を拒否したので米国廻りでリトアニアに着任しました。
四、日本通過ビザ大量発行の謎
1934年8月、ソ連のリトアニア併合が迫る中で日本脱出を望むポーランド系ユダヤ人に一ヶ月間に三千通の通過ビザを支給しました。この動機が謎とされてきました。しかし、これはロシア側の調査ではソ連KGBの指令だったということです。
その狙いは、ユダヤ人旅行者の払う鉄道料金収入(200米ドル/人)でした。収入は60万ドルになります。これは戦争を控えたソ連にとって極めて貴重でした。
五、戦後の杉原とソ連の保護
杉原は東欧でソ連軍に逮捕されましたが、厚遇され満洲国の同僚のように虐待される事はありませんでした。それどころか戦後すぐに帰国しました。
しかし外務省は解体されており、復職は叶いませんでした。その後はNHKのロシア語講座の講師などをしていました。
最晩年は十年近く、モスクワに商社代表として単身赴任し、ソ連KGBの保護をうけて暮らしました。杉原の対ソ貢献の大きさを感じさせます。
まとめ:
●イスラエルは、杉原の正体や動機を知っていますが、実際にユダヤ人が助かったので感謝し,その動機などには関係しないという立場です。
●問題は日本人がソ連の宣伝に載せられて杉原は偉人などと持ち上げていることです。杉原偉人説は日本軍悪者説とセットで世界に拡がっています。しかしイスラエル人は人道的な立場から1939年の杉原の前年ドイツ系ユダヤ人を上海租界に収容した、樋口、安江、犬塚らの日本軍と日本政府を評価すべきと述べています。
この裏には日露戦争で資金に苦しむ日本の戦時外債を買ってくれたシフらユダヤ人金融家の史実が日本軍に伝わっていた事があります。
明治大帝は来日したシフ氏に勲一等旭日大綬章を授与しています。日本人は知っておくべきでしょう
(落合道夫)
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