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NHK受信料は7年連続で減収、318億円の赤字決算に…25年度・不足分は積立金から補填

東アジア歴史文化研究会

2026/06/23

NHKは23日、2025年度決算を発表した。受信料収入は契約総数の減少などにより、前年度比50億円減の5851億円で、19年度以降、7年連続で減収となった。ただ、滞納者に対する民事手続き強化など営業施策の成果が現れ、減収幅は19年度以降で2番目に少なかった。一般企業の売上高に当たる事業収入全体は前年度比5億円増収の6130億円。事業支出は6449億円で同124億円減ったが、318億円の赤字決算となった。赤字決算は3年連続で、不足分は積立金から 補填ほてん した。


NHKでは、23年10月に受信料を1割値下げしたことに加え、契約世帯の自然減や物価高、さらにテレビ離れも影響して契約件数が減少。それにより減収傾向が続いており、25年度も当初予算では、受信料収入を前年度より10億円少ない5800億円と見込んでいた。


ただ、現状のままでは財政は縮小する一方のため、NHKは滞納者対策に着目。これまでも行ってきた簡易裁判所を通じた支払い督促申し立てという民事手続きを強化する方針を昨年10月に打ち出し、同11月になってそれを報道発表したところ、滞納者の支払い再開が相次いだ。


NHKの毅然とした姿勢が視聴者心理に与えた“アナウンス効果”と考えられ、これらの実績を踏まえ、今年1月には25年度末の受信料収入見込み額を5900億円と算出し直していた。実際、受信料を1年以上滞納している未収件数は、25年度末で174万件と前年度末より3000件減り、6年ぶりに減少に転じ、大きな効果があった。


25年度末見込み額の5900億円には到達しなかったものの、26年度も過去最大規模となる年間2000件超の督促申し立てを行う方針で、そのアナウンス効果に期待して悲願ともいえる受信料収入の下げ止まりを実現したい考えだ。


一方、契約総数は4033万件で、前年度より34万件減少。このうち衛星契約は15万件減った2156万件となっており、受信料収入以上に下げ止まりが見通せない状況だ。