複数の侵入経路、その手口と痕跡から北朝鮮のハッカー集団の特徴が現れた 盗んだカネをすぐさま暗合通貨にかえ、追跡が出来ないよう犯行後も巧妙(宮崎正弘国際情勢)
GMOグループが、受けた不正アクセス攻撃の犯行グループのなかに北朝鮮系のハッカー集団がいた。
マルウエア(悪ソフト)の特徴、複数のハッカー経路、その痕跡から北朝鮮が国籍を次々と変えていく手口を活用し、捜査を攪乱した可能性がある。
そのうえ、盗んだカネをすぐさま暗合通貨にかえ、追跡が出来ないように犯行後の手口も巧妙だった。
米連邦捜査局(FBI)は10月31日、暗号資産取引大手「バイナンス」から9900億円をごっそりと持ち逃げしたハッカーを、北朝鮮のハッカー集団「トレイダー・トレイター」による犯行と断定した。TRADER TRAITOR(取引の裏切り者)というわけだ。
日本で大騒ぎのGMOは、その情報漏洩は、同社サービスを利用する2492社の社員の情報で、社員番号や所属部署なども含まれている。パスワードやクレジットカード番号は含まれておらず、すでにシステムを修正したという。
しかし曖昧な点がのこる。以前から、システムの脆弱なポイントは社内の所謂”ホワイトハッカー“によって指摘されていたというが、ならばなぜ防御策に本腰を入れなかったのか。
早くから脆弱性を警告として指摘されながらも、肝心の防御対策より、目先の取引の拡大に邁進していたというのは利益優先であり、安全性は後回しにされたわけである。
まるで、これまでの日本の国防政策と似にている。そう、日本社会全体に緊張感が稀薄だったからである。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。