東アジア歴史文化研究会のブログ

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「米中どっちにつく?」米紙WSJの直球質問に安倍首相「米国は唯一の同盟国」「中国は責任ある対応を」(米中貿易戦争)

東アジア歴史文化研究会

2020.5.26
25日の記者会見で安倍首相は、対中姿勢も明確にした

新型コロナウイルスの世界的大感染(パンデミック)を受け、10万人に近い犠牲者を出した米国と、発生国である中国の対立が高まっている。両国は、香港や台湾、東・南シナ海の問題、世界保健機関(WHO)などをめぐっても、一触即発の状況だ。安倍晋三首相は25日夕、新型コロナウイルスの緊急事態宣言解除を受けて官邸で記者会見を開いたが、直球の質問が投げかけられた。

「今、米国と中国がウイルスなどをめぐり激しく対立している。日本はどっち側につくでしょうか?」

米ウォールストリート・ジャーナルの記者は突然、こう質問した。それまで、緊急事態宣言解除や、黒川弘務前東京高検検事長に関する質問が続いていただけに、安倍首相は少し苦笑いして、次のように語り始めた。

「現在、米国と中国の間で、新型コロナウイルスの発生源をめぐり、激しく議論が行われている。日本の立場は『ウイルスが中国から世界に広がった』のは事実だと考えている。今後の日本の役割は、今回のようなパンデミックが起こったとき、『世界がどう行動すべきか』について提示していくことだ。こういうときは、世界中が協力しなければならない」

安倍首相は、一呼吸置いて続けた。

「ただ、日本の外交・安全保障の基本的立場としては、米国は日本にとって唯一の同盟国である。『自由と民主主義』『基本的人権』『法の支配』という基本的価値を共有している。日本は米国と協力しながら、さまざまな国際的な課題に取り組んでいきたい」

そして、中国についても語った。

「中国も、世界において極めて経済的にも重要な国であり、プレーヤーだ。それにふさわしい責任も果たしていただきたい。国際社会は『日本と中国がそれぞれ、地域や世界の平和や安定、繁栄に責任ある対応を取っていくこと』を期待している。中国がそういう対応を取ってくれることを期待したいと思っている」

新型コロナ後の混迷する世界における、日本の立ち位置を明確に語った回答に思える。不思議なことに、26日の一部新聞は、この発言を取り上げていなかった。都合が悪かったのか!?