トランプ前大統領がボブ・ウッドワードを訴えた 契約違反であり4900万ドルを支払え(宮崎正弘国際情勢解題)

1月30日、トランプ前大統領がボブ・ウッドワードをフロリダ州北部地区連邦地方裁判所に訴えた。
トランプは『ワシントン・ポスト』編集者でもあり、数々の政界暴露本の著者としてもいられるボブ・ウッドワード記者が2019年から2020年にかけて行った19回のインタビューをこなして著作(『RAGE』、翻訳は日本経済新聞社)にすることには同意した。
しかしながらインタビュー許可の条件は「著作」だけが目的だったのであり、後にサイモン&シュスター社から「The Trump Tapes」としてリリースされた音声ファイルは契約に含まれていない」とし、ウッドワードとその親会社であるパラマウント グローバルに4900万ドル以上の損害賠償を求めた。
「ウッドワード氏が行った一連のインタビューに関連して収集されたトランプ大統領の音声はウッドワード氏による組織的な横領、操作、搾取」にあたるとし、「保護された音声録音と、彼らが配布した作品により損害を被った」。そのうえで、「オーディオブックが誤解を招くような編集によって誤って伝えられた」と訴状はのべている。
ウッドワードは歴代大統領の内幕を書いていずれもベストセラー入りしたが、とくにニクソンを辞任に追い込んだウォーターゲートシリーズが有名である。
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