「進歩的」という誤解と偽善が何を産んだか 不法移民への寛容、人道的配慮は都市機能を破壊した(宮崎正弘国際情勢解題)
シカゴ、ニューヨーク、デンバーは何れも民主党市長。移民にとって「聖域都市」と言われ、南部国境からバスで押し寄せる不法滞在者の急増で財政がパンク、治安が極度に悪化し、我慢の限界に達した。
ニューヨーク市のアダムズ市長、ブランドン・ジョンソン・シカゴ市長、マイク・ジョンストン・デンバー市長らはオンラインの共同会見で、「昼夜を問わず、(不法)移民を乗せたバスが事前の告知なく到着するのをこれ以上許可できない」と言いだした。
アダムズNYC市長は「大統領令で、すべてのチャーターバス会社に対し、移民到着の32時間前に通知するよう」にと要請した。
NYCには過去2週間だけでも7000人以上の不法滞在者が到着し、5月からの推計で15万7,600人の不法滞在者がやってきた。
不法移民を「歓迎」としてきたシカゴも、ジョンソン市長が、「我々はこの使命において重大な地点に達しており、直ちに真の重大な介入がなければ、我々の地域経済はこの種の事態に対応するように設計、構築されていない」と警告した。
トランプに予備選にでる資格無しと最高裁判決がでたのはコロラド州(28日にはメーン州も)。その州都デンバー市のマイク・ジョンストン市長は、「アメリカのどの都市よりも多くの移民が到着している」と語った。
その一方で、「これは人道上の危機であり、政府と連邦パートナー(各自治体)に対し、移民が「尊厳と人間性を持って扱われる」支援の提供が必要だとした。
三人の市長は、バイデン政権が 国境が「安全」であると主張した情報操作には触れず、バイデン政権の失敗げに言及しなかった。共通して道徳を訴えたのだが、こうした「進歩的な国境政策」が失敗したのだという民主党政権の政策的誤断を、移民をバスで送り出すテキサス州のアボット知事に転化したことだ。
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