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トランプ、防空システムにゴールデン・ドーム構想を発表 敵のミサイル攻撃はすべて叩き落とす(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

5月20日、トランプ米大統領はホワイトハウスで「次世代ミサイル防衛システム“ゴールデン・ドーム”の設計を選定した」と発表した。

イスラエルがハマスやヒズボラのロケット攻撃をかわしたのは「アイアンドーム」(ミサイル迎撃システム)によることは軍事評論家が一致して評価するところだが、アメリカはイスラエル型の数倍の規模とする。予算は1750億ドル。

一方でイーロン・マスクが斬って斬って斬りまくった政府効率化の現在までの成果が1700億ドル。つまり節約分を新軍事プロジェクトに回そうというわけだ。この世紀のプロジェクトの主任マネージャーに、米宇宙軍作戦副司令官のマイケル・グートライン将軍を任命した。

トランプは、「ゴールデン・ドームがわが国を守ってくれる。もしカナダが同プロジェクトへの参画を希望するなら費用分担が必要であり、米国はカナダを支援する」とした。
このゴールデン・ドームの建設に要する費用はおよそ1750億ドル。トランプは「2029年1月までに運用開始されるだろう」としているが、トランプ政権の任期中の完成は難しいだろう。

イスラエルのアイアンドームとは、敵が発射する砲弾、ロケット弾を迎撃する対空ミサイルのシステムで、航空機、誘導爆弾に対する近接防空も担う全天候型。迎撃成功率は90%。拠点はアラスカ州になるので、カナダの参加はむしろ望ましいことになる。

トランプが1月に整備を指示していたゴールデン・ドーム計画は、飛来するミサイルを検知、追跡、迎撃するための衛星ネットワーク構築を目的とし、数百基の衛星を配備する計画で、軍需産業、宇宙航空、とりわけマスクのスペースxも恩恵を受けるといわれる。