東アジア歴史文化研究会のブログ

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トランプ政権とトランプファミリーあげての暗号資産奨励 議論は金リンクか米ドルリンクか。投資形態の選択の話しになっている(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

嘗て暗号通貨の批判者だったトランプ大統領は、中央銀行が検討しているデジタル通貨に反対する一方で、ビットコインなど暗号通貨に積極的な姿勢を示すようになった。

ホワイトハウスには暗号通貨担当官も設置し、米国を「世界の暗号通貨の首都」にすると宣言した。

『掘って掘って掘りまくれ』(DRILL BABAY DRILL)と獅子吼したことは既報の通りである。

トランプファミリーは暗号通貨トークンやミーモコイン(メラニアコインもご愛敬で)も発行し、次男がCEOとなって新会社を設立し、有力なマイニング企業も買収した。

トランプファミリーの「ワールド・リバティ・ファイナンシャル」は分散型金融プロジェクトであり、同時にドルにリンクする「ステーブルコイン」の計画も発表した。

トランプ大統領は、「米国の銀行システムは超富裕層を優遇しているが、大多数の人々に恩恵は少ない。だからこそ暗号通貨と分散型金融に目を向けたのだ」と述べた。

銀行は、今後何が起こるかに注意しなければ、10年以内に消滅するだろう

分散型金融プラットフォームでは、個人が直接取引を行うことができ、多くの場合、手数料は低額か無料。すでにブロックチェーン技術は銀行システム効率的に実行できると主張している。

またトランプ大統領は、国際銀行間通信ネットワーク「SWIFT」を「完全なる惨事」と批判し、国境を越えた取引の遅延と非効率性を強調した

▲金リンクを撰びますか、それともドルリンクの暗号通貨を?

トランプファミリーが意図する暗号通貨は「安全」「利便性」、そして「担保力」を基本概念に置いている。

第一に「金にリンクするステーブルコイン」はそれぞれが特定量の金を表し安全性と透明性を確保する。第三者が金準備金を保有する。流通するトークンごとに同等の量の物理的な金を維持する責任を負う。

金は不気味な上昇をつづけており、1オンス=3500ドル台に突入した

第二に「米ドル、短期預金、現金などにリンクするステーブルコイン」。

これは相場の乱高下に応じて変動するので、損もすれば得もする。しかし米ドルに裏付けられたステーブルコインは流動性が高く、取引所、決済システム、DeFi(分散投資)アプリケーションを含む暗号資産エコシステムで広く受け入れられている。

ボリビアなどラテンアメリカの多くの国では、決済にUSDC(米ドルリンクのステーブルコイン)を採用している。

ベッセント財務長官は、ステーブルコインをドルの準備通貨としての地位を維持するための戦略的ツールとして重視している。連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォーラー理事もこの見解に賛同している。

米国第一主義、米国を再び偉大にと唱えるトランプ政権ゆえに、米ドルの覇権を維持する手段として閣僚らもステーブルコインを支持するのだ。

他方、ロシア、中国、イランなどは米ドルリンクのステーブルコインよりも金に裏付けられたステーブルコインを好む。

暗号通貨市場が本格化しつつある事態を日本は眺めているだけ。

[IT起業家とトランプが組んだ暗号通貨はかならず失敗する]というのが日本の経済論壇の主流派の分析である。