8月22日、FBIはメリーランド州のジョン・ボルトン元大統領国家安全保障担当補佐官の自宅を家宅捜索し、『証拠書類』などを押収した。ボルトンの逮捕・拘留はなかった。
ボルトンは、2018年から2019年まで大統領補佐官を務めた。ところがジョン・ボルトンはトランプと対立し、ふたりは罵倒合戦を続けていた。
トランプ大統領はボルトンを「変人」や「間抜け」と呼び、またボルトンは回想録のなかで、「トランプ氏の再選に何が役立つかということ以外に、私が見出すことのできる指針は実際には何もない。再選にあまりにも集中していたため、長期的な考慮がなおざりになっていた」 と批判した。
基底にはボルトンがネオコンを代弁し、トランプ大統領の政治観、世界観とは考え方が違う思考集団に近いので、チェイニー元副大統領ら所謂「ディープステート」との基本の対立があった。
ボルトンは続けて、トランプ大統領は政策への焦点が欠け、自分自身のことばかり考えているため、国家安全保障上の問題に悪影響を及ぼしていると批判した。
ボルトンの回想録に関して言えば、司法省が米国の諜報源や手法に関する機密事項を暴露しているとして出版を阻止しようとしたが、連邦判事が出版を承認し、2020年6月に出版された。
当時、トランプは反論を展開して、「彼が私の発言だと言っている馬鹿げた発言の多くは、実際には言っていない、全くの作り話だ。彼をまるで病気の子犬のように解雇したことへの復讐をしようとしているだけだ」 と歯牙にもかけない態度で応じた。
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