東アジア歴史文化研究会のブログ

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マイケル・バリーの大予言=「AIバブル崩壊」 ITバブル、リーマンショックを予測的中させたファンドの神様(宮崎正弘国際情勢)

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アメリカ人の家計は赤字体質だが、家計負債総額は2025年第3四半期速報で、18.59兆ドルに達した。このうち13.5兆ドルは住宅ローン、5.1兆ドルは非住宅ローン負債である。


国家(米連邦政府)は37兆ドルの赤字。


ドルが強くて金利が低いのは一種マジックであり、本来なら1ドル=100円くらいではないのか。


アメリカの景気判断の一番大きな指標は新規住宅着工件数である。AI株投機ではない。


住宅ローンの延滞率は0.82%前後、クレジットカードの負債は1兆2,300億ドルとなり、滞納率は12.41%。これは2011年以来の最高値。自動車ローン残高は1兆6,600億ドルで横ばい。学生ローンの残高は1兆6500億ドルとなった。


2025年第3四半期には、学生ローン債務総額の9.4%が90日以上の延滞または債務不履行と報告された。

クレジットカードの延滞に急増しており、2011年以来の最高値である12.41%に達した。これはクレカ破産につながる。


50歳以上の学生ローン債務の20%以上が債務不履行となった。個人の信用格付けが出来なくなり、クレジットカードやその他の債務形態を利用できなくなった消費者が何百万人もいる計算になる。個人破産は14万1600件、2020年のコロナ危機以来最悪の数字となった。


ところが一方、株高騰でウォール街の証券は潤っている。たとえば証券大手「ゴールドマンサックス」には年収40万ドル(6000万円)+ボーナスの高給を食む幹社員が638人いる。


同時に、高給をいただいてきたAI企業のエリートたちが、UPSの4・5万人を筆頭に、マイクロソフト1・5万人、アマゾン1・4万人、シティコープ1万人など、現在までにおよそ95万人がレイオフされた。95万人!


AI企業がAIの発展によって人を減らす。文明のアイロニーか。


かれらは住宅ローンの残金をどうやって払っていくのか。クレジットカーで享受できた贅沢な生活ともお別れ、どうみても近未来の展望はあかるくないのである。


▼ AIバブル崩壊の足音が聞こえませんか?


こうした投資環境の熱狂的AI株高騰という状況下、かのマイケル・バリーが二年の沈黙を破って予言した。


「AIバブル崩壊」が近く、バリー自身が11億ドルを投じてエヌビディアとパランティアの株式数百万株を「プットオプション」に投じたと発表した(11月4日)。バリーは2015年の映画「マネー・ショート」のモデル、ITバブル崩壊、リーマンショックを予測的中させたファンドの神様である。(「プットオプションと」は先物予約的に売値を固定して株式を購入しておく高度な投資手法のひとつ)。


彼の挙げた理由は大きく三つ。


第一にアップル、アルファベット、マイクロソフトのクラウドビジネスが急激に鈍化している。


第二にAI投資急増は90年代におきたITブーム形成期と2008年リーマンショック直前の状況と酷似しており、「持続不可能な成長カーブ」だ。


第三にビッグテックの相互異存循環型の自己強化的な取引形態は、過大評価を産み、いずれバブル崩壊をもたらす。


小誌もたびたび予測しているが、AIバブル崩壊の足音が聞こえませんか?