蝗害、ついに中国雲南省へ侵入。ドローンによる薬剤撒布、効果なし 豪雨、洪水につづく天変地異。農作物を食い荒らすサバクトビバッタ(宮崎正弘国際情勢解題)

雲南省普耳市林業・草原局は7月9日、悲痛な報告を出した。
サバクトビバッタが越境し、同省の竹林地帯で竹葉、筍などを食い荒らし始めた。最初の蝗の大群が飛来したのは6月28日だった。
ドローンによる薬剤撒布ではとても対応できず、またドローンを使いこなせる職員が少ないため、7月8日までに竹藪、筍の産地が被害を受けた。
竹林は密集しているが、近年は手入れが悪く、立ち枯れになる竹林が方々にあったという。農業地帯で農作物を食い荒らし始めるのは時間の問題となった。
当局の発表では蝗はラオスの黄竹密集地帯から雲南省へ侵入し、被害は9・8万ムーに及んでいるという。1ムー(畝)は中国では日本と計り方が異なり、およそ15畝が1ヘクタールになる。
先月来、中国各地に降り注ぐ豪雨の被害も甚大である。
三峡ダムの上流にある重慶、四川省から湖北、湖南省、さらに江西省、広東省、広西、貴州省など27省に被害が及んでおり、およそ3000万人が被災した。死者は140名(7月9日現在)、被害額は620億元(1000億円)。
22万戸の家屋全壊、25万戸が半壊、農作物生産地のいたるところが冠水し、史上珍しい大災害となった。三峡ダムは現在のところ、持ちこたえているようである。 日本の豪雨被害も激甚、ことしはコロナ、豪雨、蝗害、洪水、そして次は?
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