中国の半導体製造は二世代か三世代遅れている 北京大学のエキスパート、周治平教授が独白(宮崎正弘国際ニュース早読み)

習近平の目玉だった「2015 中国製造」の目標のひとつが半導体の自製だった。
ファーウェイは半導体を自ら開発し、スマホの中枢に搭載する計画を発表した。
ところが同社に部品を供給する大手のフォックスコム(郭台銘CEO)は、広州に計画してきた大規模な工場を途中で白紙に戻し、半導体製造の一部を台湾で、さらに多くを米国ウィスコンシン州に工場移転するとした。
昨年、ファーウェイと並ぶ大手のZTE(中興通訊)はインテルからの半導体供給が止まり、スマホ製造がストップして悲鳴を挙げた。いまトランプ政権が圧力をかけているのは台湾のTSMC(世界最大の半導体ファンドリー)だ。中国への半導体供給継続への懸念である。2018年の中国の半導体輸入はじつに3120億ドルだった!
日本は官民あげての半導体メーカー「ルネサス」が、ふらふらと経営が落ち着かず、大量の社員をレイオフ、頓挫している。東芝メモリーは外資に乗っ取られ、日本は往時の半導体王国の座を韓国と台湾に明け渡した。
さてそれならば中国の半導体製造の現況はどうなっているのか?
北京大学の半導体専門教授の周治平が、サウスチャイナ・モーニングポスト(2019年9月4日)のインタビューに答えて曰く。
「中国の半導体? 米国と台湾に比べて、二世代から三世代遅れている。自分は米国の大学で半導体の学位をとり、実際に1993年から2005年まで米国のジョージア技術研究所にいた。2005年に中国に帰国した各地の半導体工場を視察し、助言・指導してきた。その結果に基づいて断言するが、中国の技術は米国、台湾に比較して二世代以上、おそらく三世台遅れている」と実直な感想を語っている。
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