東アジア歴史文化研究会のブログ

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう

使い古された言葉ですが。「大学はでたけれど・・・」 中国、ことしの大卒は909万人。就職戦線は氷河期(宮崎正弘国際情勢解題)

東アジア歴史文化研究会

中国において、2001年の大学生は114万人だった。金の卵、就職先は幾らでもあった。江沢民時代から胡錦涛となって、中国の経済成長は続き、この右肩あがりは、何時までも続くと皆が夢想していた。

だから両親から祖父母までが、一人っ子を大学へ通学させた。駅弁大学があちこちに開設された。

2020年、中国のGDP成長は2・3%だった(目標値は6・5%だったが)、求職状況はまだ多少良かった。

大卒は874万人もいた。希望通りに就活できたのはおよそ半分、あとはアルバイト、不満だらけの職場、或いは就職浪人をきめこんだり、五毛幇にはしる。大学を出ても月給3000元というのは、女工さん以下である。それでも死にものぐるいで職を探した。絶望して自殺した若者が出た。

女子学生も同様だが、美人となると「パパ活」という「立派」な分野もあって、贅沢な暮らしが残り火のように残存していた。

この波に欧米から海亀派と呼ばれる留学還りが加わった。米国留学だけでも37万人、大半が修士を持っているからハイテク企業や金融企業には潜り込めた。

中国の就活と日本が異なるのは、最初から会社に入って一緒に雑巾がけから始めるのではない。横並び主義ではなく、いきなり部長につくようなポジション獲得であり、もちろん技能、才能、ライセンスなどが重要だが、もっとも大事なのはコネクションである。

なにも無ければ大学をでても出稼ぎ労働者と同様な3k職場しかない。

そして2021年、中国の新卒予定は909万人である。おししも就職氷河期!