華融の決算=1・7兆円の赤字はあまりにも少なすぎないか 増資で当面のリスク回避。償還計画は無謀というほかはない(宮崎正弘国際情勢解題)

中国の不良債権受け皿機構「中国華融資産管理」は8月18日に2020年決算を発表し、最終損益は1兆7000億円だったとした。
華融の最大株主は中国財務省。いってみれば国家ぐるみの不良債権処理機構だが、初代の董事長だった頼子民が巨額のごまかしをやってのけ、死刑判決。しかも死刑はすぐに実行された。死人に口なし、真相は薮の中。
事実上デフォルト状態にある華融が、このまま破綻すると中国経済全体が大混乱に陥ることは必至であり、当面「再建」を目標に増資で乗り切るらしい。
増資を割り当てられるのはCITIC、中保投資、人寿、遠洋資産などで、上場は継続するとしている。
償還の迫った債務は表沙汰になっているだけで、2021年に40億ドル、22年が100億ドル、23年が40億ドル、この数字は向こう10年ほど続くうえ、恒久債券も40億ドルほどあるという。
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