東アジア歴史文化研究会のブログ

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中国雇用戦線の実態:新卒の就職浪人は1000万人を超えた 2022年は1074万人の新卒、「大学は出たけれど」事態は深刻(宮崎正弘国際情勢解題)

東アジア歴史文化研究会

大学は出たけれど、希望の職場がない。仕方なく大学院へ行く、外国へ留学する、腰掛けでアルバイトしながら転職先を探す。フリーターだけれど看板は「起業家」。それでも一千万人が「就職」できず浪人をしている。

実態は二千万人近いのではないか。と言うのも、学習塾、予備校、家庭教師が禁止されゲーム産業も規制強化のため、溢れた若者だけでも一千万人とされるからだ。

中国の大学新卒者は2020年に874万人。翌年に907万人。そして2022年は、新卒予定が1074万人と推計される。

大学は出てけれど、月給が3000元から4000元。どうやって食べていけるのか。「子供三人OK」と言われても、結婚のメドも立たない。

これまで人気の職場はIT管理、メディアなどであったが、求職が多い先は不動産販売、エンジニア、教育現場など。「働きたくない職場」と評判が悪い分野ばかり。

公務員には212万人が受験した。競争率たるや、なんと68倍。 楽をして、さぼっても給料の遅配がないし、減給も当面ないだろう、と甘い考えで公務員になったら黒竜江省、吉林省、遼寧省では給与四割カット、人員削減。市の財政破綻、デフォルトと来た。

IT企業でも人員削減は30%、35歳以上は肩たたきが始まった。

北京人民大学「雇用調査研究所」(CIER)の直近の調査で、有効求人倍率は0・88と出た。つまり単純計算で12%が雇用戦線に置いて行かれる。

中国経済の深刻な不況はとうに始まっているのである。