東アジア歴史文化研究会のブログ

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FBI、ニューヨークの中国秘密警察拠点を手入れ 受付は鍼灸師の診察所。捜索は無駄足?(宮崎正弘国際情勢解題)

東アジア歴史文化研究会

1月11日頃、FBIがニューヨークの中国秘密警察拠点とされる場所を捜索した。かねて疑惑が持たれていたビルの一室で、受付は鍼灸師診察所だった。

具体的な手入れの成果も捜索の日時もあきらかにされていない(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』紙、1月26日)。

この中国の海外における警察「派出所」はNY市に拓けるチャイナタウンの「CHANGLE ASSOSIATION」(米国長楽公会)ビルの一室だった。同公会は在米華人らの「親睦団体」とされ、夥しい在日華人の寄付によって運営される非営利団体だ。

2021年のNY市長選ではエリック・アダムス(現市長)に4000ドルの献金をしている。

スペインに拠点をおく人権団体「セイフガード・デフェンダー」に因れば、中国の『秘密警察派出所』は世界54ヶ国、110ヶ所に拠点がおかれていて(これまでは53ケ国、102ヶ所と発表されていた)、主に在留華人の監視、観察をしている。

とくに反中国や反習近平を叫ぶ人権活動家、民主活動家を監視している。報告書によれば、2021年4月から22年7月までに全世界で2300人の中国人が説得に応じて帰国したとされる。まさに「越境弾圧」だ。

エジプトなどから「帰国」したウイグル人留学生等は、そのまま収容所直行となった経過は多くのメディアや人権団体の調査で判明している。日本にも二ヶ所の秘密派出所が確認されているが、日本の当局はなんらの措置も講じていない。