米国、クック諸島とニウエを国家承認 中国の南太平洋島嶼国家への大規模で大胆な進出に対応(宮崎正弘国際情勢解題)
クック諸島とニウエって、聴いたことありますか?
かろうじてニュージーランドで買った「南太平洋ガイドブック」にそれぞれ1ページの紹介があった。
南太平洋の東端、タヒチから南へ、あるいはニュージーランドから二千キロ。クック諸島はトーマス・クックが発見したので名前を冠した。クックはニウエには上陸できなかった。現在はいずれもニュージーランド保護領、外交と安全保障はNZが担い、したがって君主はチャールズ国王である。
通貨も独自コインがあるが、ニュージーランドドルが公式通貨である。
日本は国家承認をしているが、米国はこれまで無視してきた。国家の体裁をなしていないからで、ニウエの人口はと言えば、1700名に満たず、大方がNZへ出稼ぎにでた。米国はクック諸島とは領事関係があった。
バイデン政権がこの時期になぜ国家承認に踏み切ったかと言えば、中国の進出への警戒である。
西側の隙を突いて中国はカネとプロジェクトで近づき、とりわけソロモン諸島のソガバレ政権は台湾と断交し、中国と異様なべたべた関係となった。
反中国運動がおきると、豪の警察部隊を要請した。パプアニューギニアもバヌアツも中国のカネにどっぷり浸かってしまった。東チモールもそうである。
こうしたドミノ現象のごとき中国進出は米国ばかりか、豪、NZに取って安全保障上の脅威となっていた。
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