東アジア歴史文化研究会のブログ

日本人の素晴らしい伝統と文化を再発見しよう

祖国を捨てた大富豪たちの他国への移民ラッシュ ドバイ、シンガポール、そして北米と豪へカネも移動(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

中国の大富豪達が外国へ移住している。巧妙な手口で、当該国の永住権なり市民権、あるいは帰化し、巨額のカネも移動している。中国は地下銀行を通じて、北米や日本で不動産を購入している(ただし米国内のアンチチャイナ感情拡大で、中国人留学生が米国で就労する機会が激減、仕向地に変化がおこった)。

大富豪といっても昔のような「ミリオネア」(百万長者)ではなく「ビリオネア」(1億ドル=145億円)以上の金持ちが、当該国からカネとともにすぅっと消えるのである。

世界一の金持ちはテスラのイーロン・マスクだが、いずれビリオネアではなく「トリオネア」(兆万長者)も産まれそうだ。

脱出した大富豪の国別ランキングと人数を[VISUAL CAPITARIST<24年6月26日>がまとめた。

 国    人数     大富豪の移住先 人数
===  ======  ======= ====
中国   15200人  ドバイ     6700人
英国    9500   米国      3800
インド   4300   シンガポール  3500
韓国    1200   カナダ     3200
ロシア   1000   豪州      2500

  • 以下、脱出組はブラジル、南ア、台湾。受けいれ先はイタリア、スイス、ギリシアとなっている。

因みに直近の推定で世界大富豪ランキングをみよう。

 人名            推定資産
========       =========
イーロン・マスク       2054億ドル
ペゾス(アマゾン)      2031
アルノー家          2000
ザッカーバーグ        1765
エリクソン(オラクル)    1537
ラリー・ページ(グーグル)  1451
セルベィ・ブリン(同)    1390
バフェット          1340
ビル・ゲーツ(マイクロソフト)1310
ステーブバーマー(同)    1265

さらに近未来の産業、テック地図をシミュレーションすると、新しい大富豪はどこから産まれ、いかような成長を遂げるかの予測をUBSが試みた(『UBSグローバル報告 2024』)

UBS予測は次のようである(金額ではなく「成長率」でランク付けしている。

新興財閥を産む国  2028年の収入予測  成長率
========  ==========  ====
台湾        1兆1582億ドル   47%
トルコ         8708億ドル   43%
カザフスタン       608      37%
インド         2351      32
日本        3兆6252億ドル   28
韓国        1兆6538      27
イスラエル       2262      26%

  • 以下、メキシコ、タイ、スウェーデン、インドネシアの順位となっている。

世界の財閥地図が大きく変わるだろう。地殻変動を伴う地帯はやはり中国であり、富が集中するドバイとシンガポールも、金融の自由化が条件だから、ほかに規制緩和がすすめば、トルコ、インドネシアなど世俗的イスラム国家のパワーが全開となる。