東アジア歴史文化研究会のブログ

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レアアース七品目の海外輸出を強く規制した中国 マフィアはこれをビジネスチャンスと見出した(宮崎正弘国際情勢)

東アジア歴史文化研究会

中国政府はレアアースの輸出管理体制を強化し、密輸取り締まりを強化している。しかし、フェンタニル密瑜をとりしまれない中国が、この規制も取り締まれるかどうか。なにしろ相手はマフィア、地方共産党幹部と組んでいる。レアアースの高値に便乗し、かれらも大もうけを企んでいるわけだ。

輸出管理の対象は、サマリウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ルテチウム、スカンジウム、イットリウムの7種のレアアース関連品目。金属、合金、関連製品、酸化物とその混合物、化合物とその混合物を対象として指定している。

サマリウムはサマリウムコバルト磁石などに、ガドリニウムは磁石、光学ガラス、蛍光体(緑)、放射線遮蔽(しゃへい)材(医療用、原子炉)などに、テルビウムはテレビのブラウン管や水銀灯の蛍光体、光磁気ディスクの材料、ジスプロシウムはネオジム磁石の添加物、照明、レーザーなどに使われる。ルテチウムは化学反応触媒、放射線医薬品、レーザー、蛍光体など、スカンジウムは航空宇宙分野(高強度アルミニウム合金)、スポーツ用品、イットリウムはブラウン管用蛍光体、LED、二次電池の添加物などに用いられる。

中国当局によれば、「極く少数の違法者が巧妙な手段で輸出規制をかいくぐり、欧米日の需用者に売りつけている。しかし中国は重要な鉱物の世界的なサプライチェーンを掌握している」としている。

関連企業は海外に出荷する前に政府の許可を得ることが義務付けられている。電気自動車、風力タービン、スマートフォン、航空宇宙船など、さまざまな製品に不可欠な部品である希土類永久磁石の中国の総出荷量は急落した。密瑜業者暗躍のチャンスである。