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中国共産党軍事委員会は「誰もいない」状態である 軍幹部101人が“粛清”され、うち97人が「将官級」、4人が「大佐級」(宮崎正弘国際情勢)

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8月1日は中国の建軍記念日である。「南昌起義」とも言われ、共産党が反乱を起こした日建軍記念日としている。恒例なら複数の軍人が昇進する人事の発表がある。

共産党政権の最高軍事機関は中国共産党中央軍事委員会だ。中国は軍が支配している。軍は国軍ではなく共産党所属であり、党に忠誠を誓うが国民を守る義務はない。

いま、中国軍事委員会は「誰もいない」状態である。副主任の張又峡は「生存」しているが、もう一人の副主任・何衛東は所在不明。数ヶ月、その消息がない。

6月2日、元副主席の徐其亮が死去した。中国共産党の高官が突然の死、逮捕、失脚、行方不明など、一連の犠牲者の一人となったかもしれない。

過去2年間に中央軍事委員会のなかでも習近平が任命した大物2人、李尚福と苗華が相次いで失脚しているため、中央軍事委員会委員7人は事実上三人しかいない。
習近平主席の13年間、軍内の政敵を粛清するため「反腐敗」を活用した。

「反腐敗の名の下に繰り広げられる中国共産党の内部抗争は、戦場よりも危険だ」と分析するチャイナウォッチャーが多い。

2023年から2024年にかけて人民解放軍幹部12人が「反汚職」の名の下に解任された。元国防大臣の李尚福、魏鳳和に加えてロケット軍司令官3名、空軍司令官1名。中国共産党軍幹部101人が“粛清”されたと言われ、このうち97人が「将官級」、4人が「大佐級」の幹部だった。しかもほぼ全員が習近平派だという。

高層部の人事は中央委員会全体会議できまる。第4回全体会議は8月27日から30日に開催されるとする観測がある一方で、10月13日から16日に開催されるとする情報が錯綜している。