「強国復活が夢だったが、現れたのは裸の王様だった」 「CHINA GONE with X‘Jinping」(宮崎正弘国際情勢)
李白「行路難」に次の一説がある。
「抜剣四顧心茫然」(剣を抜いて周りを見渡せば、 こころ茫然)
四面楚歌の習近平の現況に当てはまりそうだ。
習近平側近が誰もいなくなった。軍幹部200人が粛清され、軍事委員会は習近平と張升民のふたりだけ。指揮系統は寸断され、表面的な忠誠心のジェスチャーはあっても誰もが疑心暗鬼、習近平自身が猜疑心になやみ、暗殺を恐れる。
軍の五大戦区、部隊のどこからも張又侠粛清の支持がでない。まして軍の演習が静かに 停止されている。軍の会議におよびでない王小洪(公安部長)が越権行為で出席し、軍に睨みを効かせた。
粛清の嵐は軍だけではなく官僚システム全般に波及しており、これは「反腐敗」キャンペーンに名を借りた独裁システムの希求、後期スターリン体制に酷似してきた。
金融界の粛清の嵐はSECトップ(易金満)の粛清が象徴し、300人が不在(国有銀行トップ11名、地銀200名。証券銀行保険のトップ粛清)、とても経済政策どころではない。
ところが習近平は「金融法」を制定すると言いだし、草案をみると、国民の全金融口座が監査対象である。つまり国民の預金、財産は党のものだと宣言したに等しい。デジタル人民元の導入以来、予測されたことだが、とりわけ、最大の最強の朋友だった筈の王岐山人脈(周亮。香港SECの巴曙松ら)が連続して失脚した。
この動きは長老たちの発言、介入封じ込めとなっている。宋平が死去するやいなや、長老たちの秘書(温家宝の秘書だった周亮、胡錦濤(強衛)、李瑞環(王文華)らを逮捕したのは口うるさい長老の目、耳、口を奪い、財布の掌握である。
まさに「CHINA GONE with X‘Jinping」
「強国復活を望んだが、現れたのは裸の王様だった」
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。