東アジア歴史文化研究会のブログ

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キューバはベネズエラ兵と情報機関員の訓練を行ってきた ベネズエラの情報機関の将校や指揮官をキューバが監視してきた(宮崎正弘国際情勢)

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キューバは「ベネズエラに傭兵は派遣しておらず、人道支援の医師、看護師、スポーツトレーナーなどに限定されている」と主張してきた。


ところが米軍のベネズエラ奇襲によってキューバ兵、諜報機関員32人が死亡したことで、従来の嘘がばれた。彼らはマドゥロ大統領警護を担当していた。


2008年、キューバとベネズエラの安全保障協力決定が署名され、キューバはベネズエラ兵の訓練、主要部隊の再編、情報機関員の訓練を行い、ベネズエラの情報機関を外部からの脅威から守るより、将校や指揮官の監視へと方針を転換させた。


つまりベネズエラの指導者は自国の軍人を信用せず、国内の反体制派を無力化する一方で権力を強化してきた。


米国の軍事作戦後、キューバはマドゥロ大統領を護衛していたキューバ人工作員32名の死を否定しなかった。それどころか、キューバはミゲル・ディアス=カネル大統領が署名した大統領令で、犠牲者数と軍人階級を確認し、国葬を宣言した。この大統領令は、キューバ国家軍がベネズエラの治安機関の最高レベルに潜入していたという異例の認定に等しい。


マルコ・ルビオ米国務長官は「マドゥロ大統領の治安維持組織全体がキューバ人によって事実上支配されている」と述べた。彼を監視する者、政権内の忠誠を監視する者、そして彼と自国民を隔離する者などである。


ベネズエラは単にキューバと同盟を結んだだけでなく、キューバの諜報機関によって植民地化されていた。


ちなみにルビオ国務長官は、キューバからの難民二世、フロリダ州選出の上院議員をつとめた。


こうしたモデルはベネズエラに限ったことではない。ニカラグアでも同様のパターンが定着している。2018年4月の大規模な抗議行動以降、独裁者ダニエル・オルテガは治安機関に潜入したキューバ人顧問を擁立し、側近であったニカラグア人職員を排除しているという。


ニカラグアの軍・治安機関には約60人のキューバ人顧問がおり、監視、忠誠審査、弾圧の実践を監督している。2018年4月の「クリーンアップ作戦」では、キューバの特殊部隊が準軍事組織と連携して大量逮捕や民間抵抗組織の暴力的解体にあたったと報じられている。


ベネズエラは2024年7月28日の大統領選挙でエドムンド・ゴンサレスに投票した国民が70%以上あった。不正な開票作業によって野党候補者の当選がひっくり返され、マドゥロが権力を握り続けた。